ウフィツィ美術館
(フィレンツェ歴史地区)
フィレンツェ歴史地区において、ルネサンス絵画の一大宝庫となっているのがウフィツィ美術館です。
ウフィツィ美術館の歴史
現在、美術館となっていますが、もともとは、コジモ1世が建築家ジョルジョ・ヴァザーリに依頼したトスカーナ大公国の政府庁舎でした。1階には重厚なドーリア式の列柱が並び、古代ローマの宮殿を思わせる造りとなっています。その後、フランチェスコ1世が、メディチ家歴代の当主たちが収集してきた美術品を収蔵するため、1581年最上階を美術収蔵場所として改装しました。
必見!ルネサンスの巨匠たちの作品
ウフィツィ美術館には、ルネサンス絵画の至宝、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」や同じくボッティチェリの「春」やラファエッロの「ヒワの聖母」、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなどルネサンスを代表する芸術家たちの作品が数多く所蔵、展示されています。
ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」
ボッティチェリの「春」
現在のような美術館となったのは、メディチ家最後の子孫アンナ・マリア・ルイーザの遺言によるものでした。そして、18世紀末、メディチ家の膨大な所蔵品を展示する美術館として生まれ変わったのです。
彼女の遺言がなければ、我々は、ルネサンスの巨匠たちの作品を目にすることはなかったかもしれませんね。
「ウフィツィ美術館」のデータ
国名 | イタリア |
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世界遺産名 | フィレンツェ歴史地区 |
名称 | ウフィツィ美術館 |