トリーア大聖堂



長い年月をかけて修復や増築がなされた、巨大でどっしりと重厚な容貌を見せるトリーア大聖堂。創建は4世紀でドイツ最古級のものです。ドイツ三大聖堂(トリーア大聖堂・ケルン大聖堂・マインツ大聖堂)の一つにもなっています。

古代から中世までの優れた建造物が残されていることなどが評価され、聖母マリア教会ポルタ・ニグラ、円形闘技場などと共に1986年ドイツの世界遺産に登録されました(トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会)。

トリーア大聖堂内部

トリーアがまだアウグスタ・テレウェロルムと呼ばれていた古代ローマ時代の宮殿の土台を改築して、司教エグベルトのもとで建てられたといわれています。大聖堂は別名「聖ペテロ大聖堂」と呼ばれ、歴史は古く創建は4世紀ごろ。

五つの対称形の区画に立っている西側正面は、ザリエル朝時代の典型的なロマネスク様式です。後陣の半筒形と西橋の聖歌隊席は1196年に完成しています。ゴシック様式の重厚なヴォールト天井を持つロマネスク様式の3つの身廊はとても美しく、礼拝堂のイエスが纏った布とされる聖遺物が収められています。

様々な様式が見られるトリーア大聖堂

様々な時代を経て増設された聖堂は、様々な様式で混成されています。高さ112.5m、幅41m、トリーアにある教会の中でも最大です。現在でも大きいのに建設当初は今の4倍の大きさがあったという、驚愕の記録も残されています。

十字形をした大聖堂が多い中、この聖堂は長方形の箱型になっています。それにより、静かでがらんとして広くシンプルに感じます。特に見応えのあるのは内部の十字架の上にある丸天井。漆喰が施された繊細な装飾と曲線美がとても美しく圧倒されます。

大聖堂を支える10本の柱にはそれぞれ違った装飾がされています。天井、柱、壁に至るまでの複雑で細かな装飾はプロの建築家やデザイナーにも認められています。

1974年に設置されたパイプオルガンにも細かい装飾。シンプルな造りですが、よく見ると豪華な装飾が点在し、他の聖堂とはまた違った美しさを満喫でます。他にも、黄金の十字架が浮いているようなデザインや、金の門、ドクロの意匠なども見ものです。

ここの祭壇には、献灯がたくさんおさめられています。せっかくなので、献灯して心を癒してみてはいかがでしょう。

トリーア大聖堂のまとめ

初期ロマネスク様式のこの大聖堂と、13世紀半ばに建てられたゴシック様式の聖母マリア教会は2つ並んで立っています。これはとても珍しいことだそうです。

2004年に周辺の開発による景観問題で「危機遺産」に指定されましたが、その後の計画改善で2006年に危機遺産より除外されています。

ドイツの世界遺産 トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂及び聖母マリア教会

 

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