教王護国寺(東寺)

教王護国寺(東寺)は、1994年に世界文化遺産に登録された「古都京都の文化財」の17件ある構成資産の一つです。京都駅から徒歩で15分程度の距離にあるので京都観光の最初や最後に訪れるのがおすすめです。

東寺の前の通りをまっすぐ北に行くと、本願寺(西本願寺)にたどり着きます。途中、京都水族館もあるので歩いていくのも良いでしょう。

教王護国寺(東寺)とは

794年桓武天皇は、平安京遷都に際して都の正門(羅城門)の東西に官寺(国立の寺院)として、「東寺」と「西寺」と建立しました。その後、西寺は衰退しましたが、東寺は、823年に弘法大師空海に下賜され、この時、正式名称を教王護国寺とし、日本初の真言密教の寺院となりました。

講堂

教王護国寺を下賜された空海が最も力を注ぎ造営したのが、講堂でした。講堂は、823年に工事に着手し、完成したのは839年のことでした。

講堂には、真言密教の教えを分かりやすく表現した羯磨曼荼羅(かつままんだら)あります。羯磨曼荼羅は、一般的には、立体曼荼羅として知られています。立体曼荼羅は、大日如来像を中心に五智如来、その東側に、金剛波羅密多菩薩(こんごうはらみったぼさつ)を中心とした五大菩薩、西側に、不動明王を中心とした五大明王を配置し、それらを護るように四隅に多聞天、持国天、広目天、増長天の四天王、東西に帝釈天、梵天が配置されています。密教彫刻の傑作といわれる立体曼荼羅の壮大な世界観は、見るものを圧倒し、驚愕させます。

京都のシンボル:五重塔

photo credit: R1037972 via photopin (license)

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教王護国寺には、京都のシンボルとも言える五重塔があります。新幹線の窓からも見える五重塔は、京都を訪れる観光客が、最初に目にするものであり、京都に来たことを実感する建物です。

高さ約55mある五重塔は、木造建築物として日本一の高さを誇っています。空海が、講堂の次に着手した建物でしたが、資金と人手不足により、完成したのは空海が亡くなった9世紀末でした。

五重塔は、落雷や不審火などで4度焼失しますが、その度に再建されてきました。現在の五重塔は、5代目にあたり、1644年江戸幕府三代将軍徳川家光の寄進によって再建されたものです。

御影堂(みえいどう)

photo credit: 東寺 via photopin (license)

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境内西北には、弘法大師空海の住まいだった御影堂(みえいどう)があります。御影堂には、本尊である弘法大師座像や弘法大師空海の念持仏である不動明王が安置されており、弘法大師信仰の発祥の地となりました。

御影堂では、毎朝6時になると弘法大師空海に一の膳、二の膳、お茶をお供えする「生身供」が始まります。生身供の間は、弘法大師座像も開帳されているため、誰でも参拝することができます。

また、毎月21日には、御影供の法要が行われます。法要には、多くの参拝者が訪れ、参拝者のため茶屋が店を開くようになりました。いまでは「弘法市」として、京都市民だけでなく観光客にも親しまれています。

「教王護国寺(東寺)」のデータ

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国名 日本
世界遺産名古都京都の文化財
名称 教王護国寺(東寺)
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