スリー・グレイシズ

ピア・ヘッドにある3つの荘厳な建築物。リヴァプールのシンボル的存在の建物で、いずれも20世紀の初めに建てられています。港を背にして右から、ドック・ビルディング、キューナード・ビルディング、ロイヤル・リヴァー・ビルディングで、現在もオフィスビとして使われています。

スリー・グレイシズとは

3つの女神という意味をもつ歴史的建造物。女神のように美しい姿をしたビルが3つあり三美神と呼ばれています。海商都市の青空を彩る白く美しいビルはどれも威厳と美しさを醸し出しています。3つのビルは造船関連のビルであり、リヴァプール発展の象徴として世界遺産に認定されました。

ドック・ビルディング(ポート・オブ・リヴァプール・ビル)

photo credit: DSC00661 via photopin (license)

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1904年から7年かけて建てられたセントポール大聖堂を模して造られたという、緑のドーム型の屋根が印象的で優美な姿のビル。4隅にある塔も趣があり、装飾にも海商都市リヴァプールらしく船の彫刻も施されています。

キューナード・ビルディング

1914~1917年に建てられた、キューナード・ラインという海運会社の本部として使われていました。ここには関税もあります。真ん中に建つ騎馬像はイギリスの国王エドワード7世の像です。

ロイヤル・リヴァー・ビルディング

photo credit: Liverpool via photopin (license)

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1911年に保険会社のビルとして建設された、世界でも最初に建てられた鉄筋コンクリートのビルの一つです。ロンドンの象徴ビッグベンより大きな時計塔を持つ建物で、塔の上にはライバー・バードという鳥の姿をした街の守り神が飾られています。

photo credit: DSC00662 via photopin (license)

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高さ約90mあるビルは、かつてヨーロッパ随一の高さを誇っていました。アールヌーボー調のデザインも魅力的です。中には入れませんが、建物の外観を眺めるだけでも、リヴァプールの歴史や建造物に関心のある方なら、ぜひ訪れたい場所です。

ウォーターフロント周辺からの姿がとても美しく、撮影にもおすすめです。

まとめ

今回は、世界遺産に入れなかった第4の女神「ザ・クラウド」ビルもあります。2004年に見送りが決定し、代わりに新しいリヴァプール博物館が建てられています。この界隈は新しいビルも多く、新旧のビルの共演が見られる面白いエリアになっています。

マージー川をフェリーで渡りながら街並みに馴染み美しく聳えるビルの姿を眺めるのもおすすめです。リヴァプールの象徴である美しいビルたちを望み、この街の栄華を目に焼き付けてくださいね。

現在、再開発計画への懸念により、リヴァプールは危機遺産に登録されてしまいました。この美しい景観は今後も残してほしいものです。

「スリー・グレイシズ」のデータ

   
国名 イギリス
世界遺産名海商都市リヴァプール
名称 スリー・グレイシズ
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