三菱長崎造船所 第三船渠
(明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業)
三菱長崎造船所第三船渠は、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つとして世界遺産に登録されました。
三菱長崎造船所 第三船渠とは?
明治時代、第一船渠(1879年)、第二船渠(1896年)に続いて建造されたのが、1905年に完成した第三船渠でした。完成したドックは、長さ222.2m、幅27m、深さ12.3mでしたが船舶の大型化に対応するため、その後3回の拡張工事が行われました。現在は、長さ276.6m、幅38.8m、深さは建設当時と同じ12.3mとなっています。
三菱長崎造船所のドックでは、数多くの船舶の修理、製造が行われてきましたが、1963年に第一船渠、1972年には第二船渠が閉渠となり、当時の姿を留め、現役として稼働しているのは第三船渠のみとなりました。
開渠時に設置されたイギリス・シーメンス社製の電動機で駆動する排水ポンプは100年以上たった今でも稼働しています。
現在、第三船渠では、フェリーや自衛隊の艦船などの整備が行われています。
「三菱長崎造船所 第三船渠」のデータ
国名 | 日本 |
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世界遺産名 | 明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業 |
名称 | 三菱長崎造船所 第三船渠 |