エル・モアッラカ教会
(カイロ歴史地区)
エル・ムアッラカ教会は、エジプトの世界遺産「カイロ歴史地区」のオールドカイロにあります。
エル・ムアッラカ教会とは
エル・モアッラカ教会は、聖母マリアに捧げられたコプト教(エジプトで独自の教義を発展させたキリスト教の一派)の教会です。ローマ時代に造られたバビロン城の門の一部が床に使用されており、その上に建設されたことから「吊るされた」という意味のアラビア語「ムアッラカ」と呼ばれるようになりました。現地では、英語名「Hanging church(ハンギング チャーチ)」とも呼ばれています。
エル・モアッラカ教会は、7世紀に創建されましたが、その後9世紀には壊されてしまいます。その後、何度も再建・改修がなされ、創建時のもので現在残っているのは、南東部分の一部のみとなっています。
エル・モアッラカ教会教会内部
教会内には、4つの身廊があり、大変珍しい造りとなっています。エル・モアッラカ教会を訪れたら、ぜひ見て頂きたいのが、精巧な細工が施されたイコンと舟形をした天井です。天井は、ノアの箱舟をイメージしたと言われています。
「エル・モアッラカ教会」のデータ
国名 | エジプト |
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世界遺産名 | カイロ歴史地区 |
名称 | エル・モアッラカ教会 |