旧グラバー住宅
(明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業)
2015年に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産のひとつである旧グラバー住宅は、長崎県長崎市にある現存する日本最古の木造洋風建築物です。
2018年に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つ「大浦天主堂」は旧グラバー住宅のすぐ近くにあります。
実業家トーマス・グラバー
旧グラバー住宅はスコットランドの実業家トーマス・グラバーの住宅で、グラバーは、坂本龍馬をはじめとする志士を陰で支え、石炭・造船・鉄道などの様々な分野でも尽力しました。また、明治日本の産業遺産の構成資産である高島炭坑や小菅修船場の建設、事業化にも協力し、日本の近代化に大きな功績を残した人物としても知られています。
日本最古の木造洋風建築物「旧グラバー住宅」
1863年に大工棟梁の小山秀(三角西港、大浦天主堂も手掛けた)によって建設された旧グラバー住宅は、イギリス洋式の建築技法と日本の伝統的な建築技術を取り入れた和洋折衷の造りでとても珍しい造りとなっています。居住やビジネスの拠点としてだけでなく、文化交流の場所としても重要な役割を果たしていました。
旧グラバー住宅があるグラバー園
グラバー園内には、その他にリンガー邸、オルト邸など長崎にゆかりのある人物の邸宅もあります。また、園内の人気スポットとして、ハートの形をした石が3つあります。「触れると恋が叶う」「2つ見つけるといいことがある」などご利益は様々です。1つは、旧グラバー住宅前の方位盤にあります。もう1つは、レストハウス側にあります。最後の1つは、他の2つに比べて難しいです!実際にグラバー園に足を運ばれて探してみてください。
「旧グラバー住宅」のデータ
国名 | 日本 |
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世界遺産名 | 明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業 |
名称 | 旧グラバー住宅 |