ジャイアンツ・コーズウェー



イギリス・北アイルランドで最も有名な景勝地として知られる、ジャイアンツ・コーズウェー 。火山活動で生まれた4万もの石柱群からなる独特の景観を持つ人気の観光スポットです。1960年代からはナショナル・トラストによって管理されています。

イギリスの4つの世界自然遺産の中でも古い1986年に、規模の大きさと景観の見事さにより世界遺産に指定されました(ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸)。

奇岩群の成り立ち

新生時代初期にあたる6100万年前にヨーロッパ大陸の生誕で起きた大きな地殻変動が原因で、火山が大爆発し大量のマグマが流出しました。そのマグマがゆっくり冷却し凝固する過程で、正六角形の割れ目ができこれが奇岩群のはじまりといわれています。

他にも約5800万年前の火山噴火と約1万5000年前の氷河期の活動も起因しているようです。広範囲に渡った割れ目は地質学上柱状節理と呼ばれ、現在の奇観を形成しました。

ジャイアンツ・コーズウェーの発見

photo credit: via photopin (license)

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この奇妙な景観を見つけた人物にはいろいろな説がありますが、一番有力視されているのが、デリー司教です。

この美しく奇怪な海岸が知られるようになったのは、18世紀に女流作家が描いた一枚の絵といわれています。その後、19世紀には鉄道が開通し現在のような人気観光地になりました。

月の表面のような不思議な景観

奇岩による壮大な地球の歴史を感じる風景は約8kmにも渡っています。ジャイアンツ・コーズウェーと呼ばれ、巨人の石道という意味を持っています。

高さ100mほどの断崖の上からぎっしりと並ぶ石柱は海中まで続き、玄武岩で造られた景観はほとんどが六角形をしています。中に四角や五角、七角、八角形の石もあり、高い柱は高さ12mにも及び崖で凝縮したものは厚さ28mになるものもあります。

貴婦人の団扇や巨人のおばちゃん、羊飼いの足跡、蜂の巣、高さ12mもある巨人のオルガンなどと名付けられた、天然の柱状造形物を見るのは愉快な体験。積み木状に重なった姿が多く見られ、巨大柱がぎっしりと並び壮観です。

巨人に纏わる伝説

photo credit: DSC05367 via photopin (license)

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ジャイアンツ・コーズウェーの伝説はたくさんありますがここでは2つご紹介したいと思います。

「巨人の石道」との名前はアイルランド伝説の巨人「フィン・マックール」に因んでいます。彼がスコットランドの巨人との戦いに向かうために作ったといわれています。古代の人々はこの海岸を巨大な巨人の仕業と信じ込み、この名前で呼んだようです。

もう一つは、スコットランドの女性に恋した巨人がアイルランドに連れてくるとき濡れないように道を引いたというちょっとロマンティックな伝説。見た目には石の道というより、巨人のコブや蜂の巣のように見えますがこれはご愛敬。

絶景を乗物から楽しむ

photo credit: IMG_8097 via photopin (license)

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実は、この世界遺産はバスに乗って向かう時の景観も素敵と人気です。色々な形をした海岸線を走る眺めは壮観で、夕陽の頃にはサンセットに照らされる石柱たちの至極の世界を見ることができます。

また、ポートラッシュ港から遊覧船も出ていて、海から臨む波が奇岩に打ち寄せる姿を海側から見るのも神秘的で美しい景色です。

まとめ

▲東尋坊

日本にも似たスポットがあるのをご存知でしょうか?この柱状節理を見られる場所は、兵庫県豊岡市の「玄武洞」、佐賀県にある「七つ釜」、福井県の「東尋坊」など。スコットランドやメキシコ、アメリカのカリフォルニアにもあります。

イギリスの世界遺産 ジャイアンツ・コーズウェーとコーズウェー海岸

 

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