photo credit: Kina Slott via photopin (license)

中国離宮



バロック様式の庭園の一角にある中国離宮。ルヴィーサ・ウルーリカ王妃の誕生祝いにアドルフ・フレドリック王が贈られたものです。

18世紀の王族たちの生活風景を今に伝える貴重なスポットとして、1991年に「ドロットニングホルムの王領地」としてスウェーデンの世界遺産に認定されています。

中国ブームを色濃く感じる離宮

1753年にロココ調のエキゾチックな中国離宮が王妃に贈られました。この頃のスウェーデンは、東インド会社の設立により、どんどん中国の文化が入ってきてヨーロッパでは中国ブームが巻き起こっていました。そのことを受けて建てられた建物は中国のようなムードに包まれ、流行りに敏感な王妃は大喜びだったと伝えられています。

ヴェルサイユ宮殿のような宮殿とは全く異なった雰囲気は逆に面白さを感じます。当時のヨーロッパの人々がどれほど中国に対する関心が深かったかを垣間見ることができます。

1760年代には木造から石造りに改装されました。中国風装飾とヨーロッパのロココ調が融合された室内装飾はとても魅力的です。

1階の右側には「黄のギャラリー」、「緑の間」、左側には「赤のギャラリー」、「青の間」が造られています。特に黄のギャラリーにある、中国漆で装飾された大壁からは、当時のヨーロッパにはなかった職人技を見ることができます。

中国製の陶器や人形などが展示され、この頃の人たちの中国工芸への興味が強かったことを感じられます。

2階には図書室と居間、中央には「こだまの間」があります。こだまの間には面白い仕掛けがあり、室内の一方の壁際に座ると反対側に座っている人の話が聞こえてくるそうです。もしかしたら、「かつて王妃が女官の話を盗み聞ぎしていたのかも…。」と想像も膨らみます。

中国離宮のまとめ

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この離宮は5月から9月には、ガイドツアーのみ見学可能です。英語ですがガイドさんの解説を聞くと、当時スウェーデンに伝わった中国文化をより深く知ることができます。

また、この離宮の前にはカフェテリアがあり、王宮のキッチンがあったところで、当時のままの姿です。ワッフルを食べながら、中世の優雅な宮廷生活に思いを巡らせてみてはいかがでしょう。

スウェーデンの世界遺産 ドロットニングホルムの王領地

 

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