ビートルズ・ストーリー
海商都市リヴァプール(抹消)

リヴァプールのアルバートドック内にあるビートルズをテーマにした博物館です。こぢんまりとしていますが、ビートルズ世代の人もそうでない人もリヴァプールに訪れたら必見のスポットです。

年代別にメンバーゆかりの品、資料やジオラマを使い分かりやすく展示しています。日本語音声ガイドもありビートルズ結成前から解散までを観ることができます。

音声ガイドにはビートルズの曲も流れています。

伝説のアイドルの軌跡

4人はここリヴァプールから世界へと旅立ちました。その歴史を辿る展示は、ビートルズファンはもちろん、英国好きの人も絶対に楽しめるスポットです。

地元音楽雑誌に初めて乗った時の雑誌の一面やピート・ベストが在籍中の貴重な写真など、デビュー前の資料が数多く地元ならではの展示品も見ものです。

思い出が蘇る彼らの持ち物

【世界遺産】ビートルズ・ストーリー | 海商都市リヴァプール

photo credit: via photopin (license)

ジョン・レノンのトレードマークの丸眼鏡、ジョージ・ハリソンのギター、ホワイトアルバムに書かれていたポール・マッカートニーのサインなどファンにはお宝のような品々が並び見応え有りです。

ビートルズ収集家が多く世に出回りにくい、ビートルズコレクションですが、ここにはかつての彼らの姿を思い起こすものが展示されています。

ビートルズの栄光を語るジオラマ

初アルバム作成現場

デビューアルバムを作ったアビィ・ロードスタジオでの録音風景もジオラマで再現されています。10曲をたった1日で歌い切ったという伝説のレコーディングの様子はとても印象的です。

キャヴァーン・クラブ

ビートルズの歴史が始まったともいえる“キャバーン・クラブ”が当時のまま再現されています。ワインセラーだった地下室をライブハウスにしたクラブです。1961年2月に彼らはここで初ライブを行いました。

セットの客席に座って実際の映像を見ながら、ライブの疑似体験ができます。エビフォン・カジノや白いピアノで演奏するジョン・レノンの姿を見ながらの体験は思い出深いものに。また、バックステージの様子も再現されています。

アメリカ進出の様子

ビートルズが1964年に初渡米した時に乗った飛行機の座席やタラップを降りる姿が展示されています。希望に満ちた彼らの生き生きとした姿はとても魅力的です。

カスバ・コーヒー・クラブやメンバーが通った楽器店、レコード店、レコーディングスタジオも再現しています。

解散

年代を追うごとにメンバーの衣装なども派手になり徐々に商品としての価値とみられるようになってきました。個々の考え方の違いがはっきりしはじめ解散まで一直線だったことも見えてきます。

解散後のソロ活動期

最後は解散後の彼らの姿を追いつつ、ジョンの思い出の「ホワイト・ルーム」で幕を閉じます。たった1時間強の見学ですが、ビートルズの明るい部分や闇の部分など多くのことが理解できます。

数々のナレーション

ガイドのナレーションやインタビューはとてもよくできていると評判です。中でもポール・マッカートニーナレーションはファンの間でも好評です。

まとめ

【世界遺産】ビートルズ・ストーリー | 海商都市リヴァプール

photo credit: 2012-07-25 via photopin (license)

併設するスターバックスコーヒーはビートルズをテーマにした内装やBGM、全てがビートルズずくめという世界でたった一つのスタバです。ビートルズグッズやお土産も揃えているので、ちょっと覗いてみませんか?

また、ギフトショップ「Fab 4 Store」は、品ぞろえが豊富で右を見ても左を見てもビートルズだらけです。特にTシャツは種類も多く見ているだけで楽しいですよ。

ちょっと足を延ばして、ピアーヘッドに行けば、ファブ4Dを見ることができます。1963~1964年のツアーをBGMに最近存在が分かった写真を4D映像にて楽しめます。ここの入場料は、ビートルズ・ストーリーの料金に含まれています。

リヴァプールは海商都市として名高い都市ですが、人々が愛する街だから栄えた気がします。リヴァプールを愛する人々の力があったからこそ、ビートルズという世界的なビッグアーティストが誕生したのかもしれません。

ビートルズ関連スポット

最後に、リヴァプールでビートルズ関連の有名な場所を簡単にご紹介します。世界遺産ではないところもありますが、あわせてどうぞ。

マシュー・ストリート

サウンドのメッカだった「マシュー・ストリート」はビートルズ発祥の地として有名です。1973年に閉店ましたが、デビューを飾ったキャヴァーン・クラブやキャヴァーン・クラブの演奏前によく訪れたパブのグレイプスがあったのもここです。他にも彼らゆかりの地として、人気の観光スポットとなっています。

ペニー・レーン

ビートルズによって有名になった通りです。歌詞に出てくる床屋、銀行、ラウンドアバウトなども健在です。

ストロベリー・フィールド

ビートルズの名曲の中でも特に有名なストロベリー・フィールド・フォーエバーのモデルとなった場所。ジョンが子供の頃時々来ていた孤児院で、2007年閉鎖後は外観のみの見学です。

メンディップス

1945~1963年までジョンが住んだ家。内部見学はツアーのみ可能です。

20フォースリン・ロード

ポールが家族と住んでいた家。ジョンとここで作曲活動を頻繁に行っていました。

10アドミラル・グローヴ

リンゴ・スターが幼少期から20代前半まで住んだ家。1965年まで家族が住み、映画「ビートルズがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!」のワンシーンに使われています。

12アーノルド・グローブ

1943年に誕生後1950年まで過ごしたジョージ・ハリンスの生家。ジョン・レノンの家とも近く小学校が同じでした。

マタニティー・ホスピタル

1940年にジョンが産まれた病院。現在は病院ではありませんが、外観のみの見学可能。

リヴァプール・ジョン・レノン空港

ジョンの名を冠にした、リヴァプールの南部にある空港。ジョンの銅像やイエローサブマリンのオブジェもあります。

セント・ピーターズ・教会

1957年7月6日にジョンとポールがはじめて出会った場所。ジョンがクオリーメンとしてこの教会の夏祭りでパフォーマンスをしたことでも有名。「エレナー・リグビー」の名前が刻まれた墓石や二人の出会いを記念したプレートもあり、当時のままの教会には今でもファンが訪れています。

フィルハーモニック

1900年に建てられたジェントルマンズ・クラブ。重厚な内装ですが気軽なパブで、ジョンが有名になってもう、パブに行けないと嘆いたのがこのパブです。

ハード・デイズ・ナイト

ビートルズファンなら泊まりたい、全館ビートルズだらけのホテルです。リヴァプールらしい古い建物の外観も必見!内装はスタイリッシュで音楽のオブジェや彼らのポートレートが掲げられ遊び心満載です。

「ビートルズ・ストーリー」のデータ

国名 イギリス
世界遺産名海商都市リヴァプール(抹消)
名称ビートルズ・ストーリー

 

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