聖血礼拝堂
(ブルージュ歴史地区)
聖血礼拝堂は、2000年ベルギーの世界遺産として登録された「ブルージュ歴史地区」の構成資産のひとつです。
聖血礼拝堂とは
聖血礼拝堂は、ブルージュの中心部市庁舎に隣接して立っています。12世紀に十字軍に参加したフランドル伯のティエリー・ダルザスが持ち帰ったといわれる「聖血(キリストの血)の遺物」が祭壇に納められていることから、この名で呼ばれています。
礼拝堂は、12世紀頃に建築されたもので、1、2階に礼拝堂を持つ2重構造となっています。1階は、ロマネスク様式で、聖バシリウスに献納された納骨堂、2階は、15世紀末から16世紀にゴシック様式に改築された礼拝堂となっています。
礼拝堂の隣には、聖血博物館があり、聖血の聖遺物箱や礼拝様式の衣装などが展示されていますので、礼拝堂と共に博物館へも足を運んでください。
ブルージュでは、毎年キリスト昇天祭が開催されており、その中で「聖血の行列」が行われます。ブルージュ最大の伝統行事であり、礼拝堂に奉られている聖血とともに、市民が聖書の物語や騎士など中世の衣装に身を包み、町中を厳かに練り歩くそうです。
「聖血礼拝堂」のデータ
国名 | ベルギー |
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世界遺産名 | ブルージュ歴史地区 |
名称 | 聖血礼拝堂 |