ナーチャ廟と旧城壁
マカオ歴史地区

ナーチャ廟は中国の特別行政地区マカオにあり、世界遺産「マカオ歴史地区」を構成する建築のひとつです。聖ポール大天主堂跡と旧城壁の近くにあります。

ナーチャ廟とは?

ナーチャ廟は1888年に創建の中国寺院です。神話上の人物であり武道と疫病退治の神であるナーチャを祀っています。当時疫病が流行った際に厄除けとして祀ったところ、疫病が収まったと言われています。

ナーチャは多くの神話や伝説に登場する暴れん坊の子供の神です。有名なものでは、西遊記や封神演義に登場します。

廟の屋根に蓮の花の意匠が見られます。これは、ナーチャと蓮の花が共に描かれることが多いためと思われます。

ナーチャ廟の真横にある「旧城壁」

ナーチャ廟のすぐ脇には、17世紀初期にポルトガル人居留区を守るために築かれた旧城壁もあるので、一緒に観るのがいいと思います。これは土砂、わら、牡蠣の貝殻を混ぜたもの(シュナンボー)で出来ています。

ナーチャ廟はとても小ぢんまりとした佇まいですが、子供の神様らしく可愛らしい感じに祀られています。近くの聖ポール大天守堂跡と合わせると、ポルトガル文化と中国文化が共存していることを実感できます。

「ナーチャ廟と旧城壁」のデータ

国名 中国
世界遺産名マカオ歴史地区
名称ナーチャ廟と旧城壁

 

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