玉陵
琉球王国のグスク及び関連遺産群

玉陵(たまうどぅん)は沖縄県那覇市にあり、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産に登録されました。

玉陵とは?

玉陵には、琉球王国の第二尚氏の王統の国王や王妃、王族が葬られています。第三代国王の尚真王が、父・尚円王を改葬するために造りました。

沖縄特有の墓の形式をしており、三角形の屋根を持った破風墓(はふばか)です。沖縄県で最大のものになります。周囲は高い石垣に囲まれ、すべての庭に珊瑚砂利が敷き詰められており、とても大規模な墓所です。

中は中室・東室・西室に分かれています。葬儀の後は、遺体が骨になるまで中室に安置します。何年か後に骨を洗って骨壺に収め、王と王妃の骨壺は東室に、それ以外の王族のものは西室に葬りました。1931年以降は、新たに埋葬された人はいません。

沖縄戦の際には砲撃を受け、東室と西室が破壊されてしまいます。1974年から3年かけて復元され、現在の姿となりました。

 

各墓室の上にシーサーが据え付けられていますが、みんなそれぞれ違った表情をしていて面白いので、見つけてみてください!

「玉陵」のデータ

国名 日本
世界遺産名琉球王国のグスク及び関連遺産群
名称玉陵

 

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