洗礼室

クロアチアの世界遺産「ディオクレティアヌス宮殿があるスプリトの歴史的建造物群」に含まれている洗礼室。ペリスティル(中庭)の西側約30mにある小さな建物です。もともとはディオクレティアヌスが自身を神格化して造らせたローマ神ユピテル神殿(ジュピター神殿)でした。

後にキリスト教の聖ヨハネの洗礼室として改築されました。洗礼室前には皇帝がエジプトから持帰った、12頭のうち頭が壊された1頭のスフィンクスが鎮座しています。(11頭はキリスト教徒によって、頭を壊されています。)

洗礼室の見どころ

洗礼盤

中央に設置された洗礼盤が一番の見どころです。昔の教会では洗礼を受けるときに体全体を水に浸す洗礼が行われていました。

ここには深さ約1mのバスタブのように大きな十字の形をした洗礼盤があり、側面にある浮き彫りの中世クロアチアの王が十字架を持っている姿が描かれています。

アドリア海でも数少ない11世紀のプレ・ロマネスク様式の作品で歴史的にも貴重なものです。洗礼盤に描かれているパターンデザインはクロアチア伝統紋様で、ネクタイのデザインなどでも使われています。(クロアチアはネクタイ発祥の地)

「洗礼者ヨハネ」の像

また、洗礼盤の後ろにある「洗礼者ヨハネ」の像は、クロアチアを代表する彫刻家、イヴァン・メシュトロヴィチの作品です。

天井の彫刻

天井部分に施される細やかで美しい模様の彫刻は必見。色々な顔が彫られちょっと楽しい気分になれます。

大司教の石棺

両角には2人の大司教の石棺があります。左側は、初代大司教を務めた「イヴァン・ラヴェニャニン」のもので浮彫のユリの模様が施されています。右側はクロアチア王国時代の11世紀にスプリット教会の大司教であった「ロヴロ」のものです。

まとめ

クロアチアの歴史と文化を感じられる場所です。小さい施設ですが神聖な雰囲気が漂う素敵なスポットです。

「洗礼室」のデータ

クリックすると地図が表示されます。

   
国名 クロアチア
世界遺産名ディオクレティアヌス宮殿があるスプリトの歴史的建造物群
名称 洗礼室
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