ストーンズ・オブ・ステネス
(オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地)
ストーンズ・オブ・ステネスはイギリスのオークニー諸島メインランド島にある、紀元前3100年頃に造られた、イギリス最古の立石群の一つです。カークウォールとストロムネスを結ぶ道路からもよく見え、最も大きな石は約6mもの高さを誇っています。直径44メートルのストーン・サークルの一部と考えられ、現在では12本の石柱が林立しています。
中心には何かの儀式に用いられていたセントラル・ストーンがあり、空に向かって直立する一枚岩は神々しく聳え訪れる人を魅了しています。
祭祀に使われた巨石遺跡
19世紀に活躍したスコットランドの詩人・作家のサー・ウォルター・スコットが1814年にここを訪れた時、「ここで生贄が捧げられたのだろう」とコメントを残しています。ここには神秘的な雰囲気が漂っていて、かつて「月の神殿」と呼ばれていたようです。
巨石遺跡である「ストーンヘンジ」に勝るとも劣らない、イギリスで最古の巨石遺跡なので、機会があれば訪れてその神秘的な魅力に触れてみてください。また、赤く染まる夕陽の頃の景色は一段と美しく輝き、湖とのコラボレーションは息を飲むほど壮麗です。歴史と自然が折りなす素敵な世界に触れて感動的なひとときを過ごしてみませんか?
まとめ
湖岸に佇む新石器時代の巨大石群を眺めていると、なぜか神々しい雰囲気を感じることができます。この遺跡は入場無料で見学でき、石に直接触れることも可能です。イギリス最古の巨大遺跡は2つの湖の中間に位置し地理的にもとても重要な役割を果たしているようです。
「ストーンズ・オブ・ステネス」のデータ
国名 | イギリス |
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世界遺産名 | オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地 |
名称 | ストーンズ・オブ・ステネス |