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石橋(シュタイナーネ橋)



ドナウ川が中洲によって2つに分かれた所にかかる石橋。シュタイナーネ橋と呼ばれる、1135~1146年に建設されたドイツ最古の石橋です。チェコ・プラハにあるモルダウ川に架かるカレル橋をモデルに作られたといわれています。

市街地には文化財保護指定を受けている建造物が1500もあるといわれ、その中の984の建物が「レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ」として、2006年以来ユネスコ世界遺産に登録されています。

ドナウ川にかかる最古の橋

公爵ハインリッヒ・デア・シュトルツの命により作られた石橋。旧市街地からドナウ川の対岸にあるシュタットアムホーフへと続く、長さ310m、16のアーチが角い石柱によって支えられています。道幅は昔のままで、車がやっとすれ違えるほど狭いですがアーチの美しさは魅力的です。

この石橋は1146年に完成し、ウルムとウィーンの間には橋が無く、800年以上もドナウ川に架かる唯一の橋でした。十字軍が渡った橋との記録も残されています。

photo credit: DSC_0106.NEF via photopin (license)

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この橋はとても頑丈に造られ、17世紀の三十年戦争と第二次世界大戦で爆撃を受けてしまいましたが、一部は壊されたものの破壊されず現在もオリジナルです。橋の先にある、オレンジ色の時計付きの塔の門は14世紀に造られたものです。

橋の小人の伝説

橋の中ほどに立つ塔の上には手をかざして大聖堂を見つめる男性の石像があります。自由都市の象徴で「橋の小人(ブリュッケン・メルヘン)」と呼ばれています。街を紹介するパンフレットによく登場しています。

この石像にはちょっと面白い伝説があるのでご紹介します。

12世紀に橋が造られたとき、橋を作った建築家と大聖堂の建築家が競い合っていました。この橋の建築家はユーモアがあったようで、橋の真ん中に人の形をした石像を乗せました。その石像は「どこまでできてる!いつも見てるんだぞ!」といわんがばかりに大聖堂を見ているように造られました。

ドナウ川の悪魔の力を借りた石橋の建築家が勝ち、先に出来上がりました。その時負けた大聖堂の建築家はやけになって大聖堂を壊してしまったというものです。他にも、いろいろエピソードが残っているそうです。

この石像は実はレプリカで、オリジナルは博物館にあるそうです。

まとめ

石橋(シュタイナーネ橋)|レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ

レーゲンスブルクは、2000年間も変わらぬドナウ川の流れを楽しめる美しい古都。戦災による被害をほとんど受けなかった町は、中世の面影を今に伝えています。橋の上をゆっくり歩くとドナウ川とローマ帝国時代の歴史を垣間見ることができるようです。この橋と大聖堂がコラボした風景は、レーゲンスブルクの象徴的な風景として、よく写真にも使われています。

ドナウ川にかかる石橋のたもとには、800年の歴史をもちドイツ最古といわれる、緑色の小さなソーセージ料理店(ヒストーリッシェ・ヴェルストキュッヘ)があります。川を眺めながら地ビールと小ぶりの炭焼きソーセージを味わえば、「ドイツに来たんだなぁ」と実感できるはず。

注:石橋は現在修復中で見ることができません。2017年に工事終了予定です。

ドイツの世界遺産 レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ

 

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