園比屋武御嶽石門
琉球王国のグスク及び関連遺産群

園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)は沖縄県那覇市・首里城公園の敷地内にあります。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして、世界遺産に登録されました。

園比屋武御嶽とは?

園比屋武御嶽は、16世紀の琉球王国・尚真王時代の御嶽(うたき)です。

御嶽とは、琉球においては信仰上の聖域で、祭祀を行う場所でした。神が存在または訪れる場所と考えられています。

園比屋武御嶽は、国王が各地に視察などに出かける際は必ず拝礼した場所です。そして、聞得大君(きこえおおぎみ)という琉球神道で最高位の神女(ノロ)が就任するときも、最初に拝礼しました。

昔は広い森でしたが、現在では一部のみになっています。

園比屋武御嶽石門

【世界遺産】園比屋武御嶽石門 | 琉球王国のグスク及び関連遺産群

photo credit: DSC02022 via photopin (license)

園比屋武御嶽の拝礼所が、園比屋武御嶽石門です。首里城の、守礼門と歓会門の中間にあります。

1519年に尚真王の命により、西塘(にしとう)という竹富島の人によって建築されました。琉球石灰岩でできています。

沖縄戦で荒廃してしまいましたが、1957年に復元され、解体修理を経て1986年に現在の形になりました。

 

特にここは琉球神道の信仰の聖地でもあるので、今もお参りに訪れる人が後を絶ちません。観光で来たりした場合、通り過ぎてしまいがちですが、琉球王国の信仰の根っこにあった場所ですから、しっかり見ておきたいですね。

「園比屋武御嶽石門」のデータ

国名 日本
世界遺産名琉球王国のグスク及び関連遺産群
名称園比屋武御嶽石門

 

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