トランシト教会(セファルディ博物館)



トランシト教会(セファルディ博物館)は残酷王ペドロ1世の財務長官を務めた、ユダヤ人のサムエル・ハ・レビによって1350年に建てられたムデハル様式のユダヤ教会。1492年にユダヤ人が追放された2年後にカラトラバ騎士団の礼拝堂として使われていました。

1877年にスペイン政府より重要文化財の指定を受けています。この辺りはかつてユダヤ人街の中心部だったといわれ、現在トランシト教会はユダヤ文化を紹介する博物館となっています。セファルディとは、スペインやポルトガルに居住し,ラディノ語を話すユダヤ教徒のこと。

トランシト教会内部

中に入ると祈りの大広間があり、壁には唐草模様で繊細なムデハル様式の漆喰装飾で飾られた優美な空間になっています。ゴシック様式の左右の壁には大きな布が飾られ、その中にはユダヤの象徴である六角のダビデの星とペドロ1世の紋章のお城、さらに、ライオンが織り込まれています。

上部には小さなアーチが集まってできた54の窓が配され、装飾帯にはイスラエルの神、ペドロ1世、サムエル・ハ・レビを讃えるヘブライル語の聖句が刻まれています。

天井には格子の木工細工が施され窓の幾何学模様の装飾もとても美しく入り込む陽の光が輝き壮麗です。また、床の一部には、建築当初の建材が保存されているのも見もの。

展示

女性用の礼拝所だったといわれる2階にはトレドの歴史やユダヤ教徒に関する展示がされています。神秘的なヘブライ語が並んだ書物や贅沢の粋を極めた宝飾品などと共に、ユダヤ教について学んだり聖具を見たりすることができます。中には、中世トレドの鳥瞰模型やユダヤ教徒の食卓など興味深い展示もあります。

また、博物館の地下では古い時代の住居跡が発掘され、そちらも展示されています。

まとめ

全体的に優雅で美しくまとめられた教会で、クラシカルなムーア調の雰囲気がとても心地よい空間です。ユダヤの展示も素晴らしく、目を見張るものがあります。セファルディの生活振りやトレドの歴史に触れたい方にも必見といえるスポットです。

現在は修復中で中に入ることはできません。9月末頃修復完了の予定です。

スペインの世界遺産 古都トレド

 

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