セウェルス帝のフォルム
レプティス・マグナの考古遺跡

セウェルス帝のフォルムは、1982年に世界文化遺産に登録されたリビアの世界遺産「レプティス・マグナの考古遺跡」の構成資産の一つです。

セウェルス帝のフォルムとは

セウェルス帝のフォルムは、セウェルス帝が3世紀初めに行った都市計画の際に、町の中心として新しく建設した広場です。

フォルムには、エジプトや小アジア半島などから運ばれた大理石や花崗岩が惜しげもなく使用され、町の中心として相応しい壮麗なものとなっています。

周囲は、柱廊で囲まれており、列柱のアーチの間には、メドゥーサの頭や町を守護する海の精の彫刻などが施されています。

現在、瓦礫と化していますが、フォルムの南西には、セプティミウス・セウェルス神殿がありました。古代ローマの皇帝は、死後神格化されており、この神殿も神格化されたセウェルス帝を祀るために建てられました。

ローマ時代には、レプティス・マグナ以外にも多くのフォルムが建設されました。しかし、セウェルス帝のフォルムは、数ある中でも傑作の一つと称えられています。

「セウェルス帝のフォルム」のデータ

国名 リビア
世界遺産名レプティス・マグナの考古遺跡
名称セウェルス帝のフォルム

 

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