生命のホットスポット!貴重な生態系世界自然遺産5選
マデイラ諸島のラウリシルヴァ(ポルトガル)
マデイラ諸島のラウリシルヴァは、同じ植生が周辺地域では氷河期に失われたため、その姿を唯一確認できる貴重な自然遺産です。ラウリシルヴァはポルトガル語で月桂樹林と訳され、その名の通り森は月桂樹からなる常緑広葉樹と常緑針葉樹からなる混成森林帯となっています。
ナンダ・デヴィ国立公園及び花の谷国立公園(インド)
ナンダ・デヴィ国立公園及び花の谷国立公園では3500mを超すヒマラヤの高地の谷間に色とりどりの高山植物と、多様な生態系が織りなす不思議な世界が広がっています。ここには絶滅に瀕しているツキノワグマをはじめ、ユキヒョウやジャコウジカなどその貴重な生態を目の当たりにすることができます。
ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区(マダガスカル)
石灰岩質のカルスト地形が長年の浸食によって自然の要塞と化しました。人間が立ち入るのが困難なため、貴重な生態系が侵されることなくそのままの状態で存在しています。またこの環境のために独自の進化を遂げた動植物を確認することもできます。
シミエン国立公園(エチオピア)
シミエン国立公園では太古の大陸の姿を語る上で貴重なワリアアイベックスが生息しているほか、ゲラダヒヒやブチハイエナ、チョウゲンボウといった動物や、ジャイアントロベリアやピペリクムといった高山特有の植物も見ることができます。
ヴァレ・ド・メ自然保護区(セーシェル)
ヴァレ・ド・メ自然保護区では、この島固有の4種類のヤシと28種の植物の他、ブラックパロットやセイシェルキアシヒヨドリ、セイシェルルリバトといった世界三大珍鳥もこの島固有の種になり貴重な生態系が形成されています。