独特の美を持つイスラーム建築の世界遺産5選
ラホールの城塞とシャーラマール庭園(パキスタン)
ラホールの城塞とシャーラマール庭園は歴史の中で数々の破壊と再建をされ、この地の歴代の王たちの居住区となりました。中には鏡の間や金曜モスクなど、その支配と富の大きさを物語るように絢爛豪華な施設が立ち並んでいます。
コルドバ歴史地区 メスキータ(スペイン)
1世紀にイスラム教の寺院として建設され、後にモスクになりました。しかし、歴史の中で宗教が入り交り、現在ではイスラム教とキリスト教の施設が同居する世界でも類を見ない、珍しい建築物となりました。
ロータス・フォート 城塞(パキスタン)
不規則な形をした城塞は、当時難攻不落の城塞としてその名をはせていました。しかし、随所に細かい装飾が施されており、中には輝くタイル装飾まで施されている箇所があります。城塞には12の門があり、全てにおいてその特徴を見ることができます。
デリーのフマユーン廟(インド)
デリーのフマユーン廟はムガル帝国第二代のフマユーンの遺骸が安置されている場所ですが、ムガル朝最後の皇帝であるバハードゥル・シャー二世がこの場所で捕えられ、帝位を剥奪されたことから、奇しくもムガル帝国の終焉の地ともなった場所です。
タブリーズの歴史的バザール施設(イラン)
タブリーズの歴史的バザール施設は有名なマルコ・ポーロも訪れたという活気に溢れたバザールです。このバザールは、ドームの下に四つの柱が組み合わさった建造物を並べて造られています。ドームは精巧かつ耐久性に優れており、長い年月が経っても当時のその姿を今に伝えます。