これぞ大帝国!!古代ローマ遺跡の世界遺産5選
セゴビア旧市街とローマ水道橋(スペイン)
ローマ帝国の繁栄を支えたのは建築物における技術力の高さにあります。セゴビアの水道橋の建設はその発展を支える大きな力にもなりました。古代ローマ人は水力を使うことに関して長けていたと言われており、事実水車などの建造跡が見つかっています。
ティムガッド(アルジェリア)
古代ローマの都市計画には碁盤目状の区画が導入されました。アルジェリアのティムガッドは、その実例を語る現存の遺跡の中では最良の遺跡になります。長期間砂の中に埋もれていて、遺跡の保存状態も良いその状態から「アフリカのポンペイ」の異名を持っています。
ブトリント(アルバニア)
ギリシャ方面への侵攻のための基地として、ブトリントは築かれ発展しました。しかし後にこの地の支配者が変わり続け、衰退の道を辿りその地は植物の中に埋もれてしまいます。1926年にムッソリーニの命により学術的な発掘作業が行われ、1948年に当時のアルバニア政府が法的に保護しました。内紛が起き、危機遺産に登録されましたが後に復帰し、2003年には周辺の豊かな自然環境が保護され、ラムサール条約の登録地になりました。
ローマ帝国の国境線(イギリス・ドイツ)
ローマ帝国はその巨大な力を示す国境としてだけでなく、その内外での貿易に対しても重きを置き、この国境線を担う長城を造りました。長城に一定間隔で関所を造り、内外の行き来をできるようにしていました。帝国の力の誇示と防御、発展を上手く進めるための優れた建造物です。
ヘラクレスの塔(スペイン)
スペインのヘラクレスの塔はローマ時代に灯台として建造され、既に2000年近くもの歳月が流れています。1791年に改修工事が施され、大西洋を航行する船舶に対してその水先人として、21世紀の現在でも現役で活躍しています。