ツェツィーリエンホーフ宮殿
(ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群)
ツェツィーリエンホーフ宮殿はドイツのポツダムにあり、「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」の一部として世界遺産に登録されています。
ツェツィーリエンホーフ宮殿とは?
ツェツィーリエンホーフ宮殿は、1917年に当時のドイツ帝国皇太子であったヴィルヘルム・フォン・プロイセンのために、皇帝ヴィルヘルム2世が建てました。宮殿の名前は、皇太子妃ツェツィーリエにちなんでいます。
1918年にヴィルヘルム2世が亡命・退位したため、宮殿は国のものとなりました。そして、1945年にはソ連軍に占領されてしまいます。
同年、ここでアメリカ・イギリス・ソ連の首脳が一堂に会し、ポツダム会談が開かれ、第二次世界大戦の戦後処理についての話し合いが持たれました。ベルリンの都市の損傷が激しかったため、警備の容易なこの場所が選ばれたといいます。
宮殿はイギリスの別荘のようなスタイルで、いわゆる荘厳華麗な外観ではありません。しかし内部は皇帝一族の居所らしく上品で落ち着いた雰囲気です。
この宮殿の一部はホテルとしても使用されており、泊まってみる価値は十分です。ただ、改装中の場合があるため、事前の確認をおすすめします。
「ツェツィーリエンホーフ宮殿」のデータ
国名 | ドイツ |
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世界遺産名 | ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群 |
名称 | ツェツィーリエンホーフ宮殿 |