仁慈堂
(マカオ歴史地区)
仁慈堂(じんじどう)は中国のマカオ特別行政区にあり、世界遺産「マカオ歴史地区」を構成する建築のひとつです。セナド広場の一角にあります。
仁慈堂とは?
大航海時代の幕明けと共に航海に出る人たちが増加し、それによって家族を失い未亡人や孤児になる人も増えました。そのため、彼らを救済するために初代マカオ司教ドン・ベルキオール・カルネイロによって建設されたのが仁慈堂です。
アジア初の慈善施設になりますが、母体は、ポルトガルのレオノール女王によって1498年に創設された慈善福祉団体です。中国で最も古い西洋式の病院でもあり、孤児院や精神病院なども併設していました。
仁慈堂の現在の建物は1905年に建てられました。新古典主義様式を主とした建物で、真っ白な外壁が印象的です。現在は公証役場として機能していますが、2階には博物館があり見学可能です。カトリックの宗教画や陶器、カルネイロ司教の頭蓋骨などが展示されています。
2階のテラスからのセナド広場の眺めは最高ですよ。広場に敷き詰められた波模様のモザイクがよく見えます。とても静かな場所なので、一息つくのにももってこいです。
「仁慈堂」のデータ
国名 | 中国 |
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世界遺産名 | マカオ歴史地区 |
名称 | 仁慈堂 |