ザンクト・ゴアルスハウゼン



「妖精の岩」とも呼ばれる岩山のローレライがある、ライン川右岸の町です。対岸には姉妹都市のザンクト・ゴアールがあり渡し舟で行き来することができます。

伝説の地を巡る基点の町

photo credit: train via photopin (license)

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「ローレライの町」という愛称がついた町で、崖の上には、1371年に建てられたネコ城(ノイカッツェンエルンボーゲン城)が聳えています。

ネコ城のすぐ隣にはネズミ城が建てられ、まるで「トムとジェリー」のアニメを思わせるところも見どころの一つです。

町の名前は、かつての領主カッツェンエルンボーゲン候の名前にちなんでつけられています。13世紀頃は領地内のブドウ畑と共に城壁や城門が建つ豪壮な雰囲気でしたが、今は城壁や門は姿を消し望楼のみが残り、城は改装され現在はホテルとなっています。

町の表通りは「ブルグ・ガッセ」で木組みの家が並び、フェリー乗り場の近くにはローレライの詩でも知られるハイネの胸像が立っています。

伝説のローレライ

photo credit: Loreley via photopin (license)

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水面から130mほど突き出たライン川に聳えるローレライ。激流で知られるローレライ周辺は深い淵になっていて、流れを溯上してくる鮭が産卵のために集まってきたことでも知られ、さまざまな伝説が残っています。

駅から200mにあるこの町の観光案内所には、フードリッヒ・マールテルシュタイグによって1872年に描かれた「ローレライの絵」が飾られています。100号サイズという巨大な絵には、緑の衣に包まれ、腰まである金色の髪、右手には岩を左手にはハーブを持ったふくよかなローレライの絵画が飾られています。

ザンクト・ ゴアルスハウゼンのやや上流の中州には、裸身のローレライの銅像が据えられています。こちらのローレライはハイネの詩のあるような儚さを感じます。

まとめ

photo credit: Loreley via photopin (license)

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ローレライの岩の上からライン川を眺めると、鋭くS字に蛇行している姿がとても美しく、夕陽が渓谷を染めるころの黄金に輝く川は言葉を失うほどです。ここに立つと19世紀の初めに作られたハイネの詩とジルヒャーのメロディーが頭に浮かんでくるようです。

古城やローレライの雰囲気と眺望を愉しみ、文学や昔ながらの木組みの家を見ながら散策するのにもってこいです。ラインクルーズでは、日本人観光客が下船するのが最も多い町としても知られています。

ドイツの世界遺産 ライン渓谷中流上部

 

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