サン・フランシスコ聖堂・修道院
キトの市街

エクアドルの世界遺産「キトの市街」にあるサン・フランシスコ聖堂・修道院は、南アメリカ大陸最古の歴史を誇る聖堂・修道院です。

サン・フランシスコ聖堂・修道院とは

サン・フランシスコ聖堂・修道院は、スペインによる征服後の1535年にフランドル出身のフランシスコ会士ホドコ・リッケが中心となって建設が始まりました。

完成までに、70年以上の歳月を要して建設され、キトで最も風格ある佇まいは「アンデスのエル・エスコリアル宮殿」と称されています。

サン・フランシスコ聖堂・修道院に付属する教育機関では、先住民のために神学と美術を教えていました。この教育機関は、南アメリカ初の工芸学校で、のちに南アメリカ美術の一派である「キト派」という様式と集団を生み出すこととなります。

また、17世紀から18世紀にかけて優れた宗教美術が生まれ、それらは聖堂内部や附属の博物館で見ることができます。特に、黄金に輝く祭壇はバロック様式の豪華絢爛たるもので、ねじれのある柱や華麗な彫刻などは、先住民による美術的な影響が如実に表れています。

「サン・フランシスコ聖堂・修道院」のデータ

国名 エクアドル
世界遺産名キトの市街
名称サン・フランシスコ聖堂・修道院

 

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