photo credit: Palais Royal via photopin (license)

ナポリ王宮



イタリアの世界遺産「ナポリ歴史地区」にあるナポリ王宮。この王宮はパラッツォ・レアーレ・ディ・ナーポリとも呼ばれています。

ナポリ王宮の建設

1442年、ナポリ王国の支配はアンジュー家からスペインのアラゴン家に移りました。そのアラゴン王国がカスティーリ ャ王国と併合し1479年にスペイン王国が誕生すると、1504年からナポリはスペイン属州の州都となりました。

それから約100年後、ナポリを統轄するスペイン総督が国王のナポリ滞在にふさわしい偉大な王宮を、と建設に着手。設計にヴァチカンのサン・ピエトロ広場のオベリスク(柱塔)を移設したドメニコ・ フォンターナが携わりました。

しかし、結局歴代のスペインの王は、 この壮麗な宮殿に住むことも、ナポリを訪れることもありませんでした。当時新大陸進出のため、 外交に忙しく、ナポリ を訪れる時間などなかったのです。

それでも15世紀末に10万人だった人口は、王宮建設時には27万人に膨れ上がり、パリに次ぐヨーロッパ第二の都市となっていました。

一方で貧民街が形成され環境は悪化。本国スペインは何 の策も講じなかった上、地震や疫病が次々とナポリを襲い、「悪魔にとりつかれた楽園」とまで呼ばれるほど荒れてしまったのです。 スペインの王のナポリへの無関心を表すかのように、王宮の正面部分と中庭以外、 建築時の姿はほとんど残っていません。

イタリアの世界遺産 ナポリ歴史地区

 

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