ローマ浴場博物館(ローマン・バス)



ローマ浴場博物館はバーススパ駅から徒歩で約10分にある、ローマ時代の一大温泉保養施設。西暦65年ごろに建設され、1880年に発見された遺跡です。イギリスで唯一温泉源泉が湧出するバースはローマ支配の下、温泉の町として発展しました。源泉には様々な病への療養効果があるとされ、人々は温泉の効能は神の力によるものと考えていたそうです。この博物館では入浴はできませんが、いくつもの部屋がありスケールの大きさなど当時の様子が垣間見られる遺跡として大人気の観光スポットとなっています。

見応えたっぷりのローマ浴場遺跡

バース最大の見どころといっても過言ではない「ローマ浴場博物館」。ローマ人は各地に公共施設を建設し、中にはプールがある施設まであったようです。バースはローマ帝国の人々の一大保養地として人気のスポットだったことが伺えます。

土の中に眠っていた約2000年の間に大浴場の大部分は埋没しましたが、石の貯水槽(聖なる泉)、ローマ式床暖房、サウナなどを完備していた驚きの事実も分かっています。溢れた温泉をエイヴォン川に流す仕組みは現在も使用され当時の建築技術の高さも目の当たりにすることができます。

現在も湧出る天然温泉

photo credit: Great Drain via photopin (license)

photo credit: Great Drain via photopin (license)

大浴場の浴槽にはお湯が沸きあがる部分があり、かすかに炭酸の気泡も見受けられます。大きなプールほどの浴槽は深さが1.5mもあり、現在屋根はありませんがかつては屋根付きでお湯も透明だったようです。残念なことに水質に問題があり今は濁っていて触ることはできません。2階部分にある、ジュリアス・シーザーを初めとしたローマ時代の皇帝や政務者などの彫像も必見です。

見学路を歩くとお湯の通り道もそのまま残っており、長年流れ続ける温泉で堆積物が付着している姿はとても感動的です。現在の温泉は温度が46℃で1分に117万ℓという豊富な湯量が湧出、43種類ものミネラルを含んでいるといわれています。

その他の見応えある展示

ミネルヴァの胸像やゴルゴンのリレーフ、人々が思いを込めて投げたコインなどの様々な出土品には目を見張るものがあります。

photo credit: baths via photopin (license)

photo credit: baths via photopin (license)

モザイクで出来た床や夏期にライトアップされる幻想的な回廊などは見応えがあり、かつての復元模型も展示され見どころ満載です。現在も源泉は飲泉することができ、飲むと塩や鉄の味がしてとても苦い薬の様な味です。日本語のオーディオガイドがあるのでゆっくり古代ローマ人が作った温泉施設に触れることができます。

18世紀にブルジョアのリゾートとして栄えた温泉施設には、1706年に造られた社交場があり、現在「パンプ・ルーム」というレストランとなっています。14時30分からはフルセットのアフタヌーンティーも楽しめます。本場イギリスのアフタヌーンティーをぜひ味わってみてください。

まとめ

今でも湧出る天然温泉は炭酸泉で源泉が3つあります。3つの内の1つは「キングス・スプリング源泉」、こちらは先ほどご紹介した博物館内の温泉です。

残りの2つの源泉は入浴可能です。「ヘトリング・スプリング源泉」と「クロス・スプリング源泉」で、2006年にオープンした伝統的な英国式スパ「セーマ・バース・スパ」で使われています。屋上にはルーフ・スパもあり、バースの古い街並を眺めながらゆったりと寛げます。

現在の健康ランドのようなバースで栄えたローマ時代の一大温泉保養施設を存分に満喫してください。

イギリスの世界遺産 バース市街

 

この記事をシェアする



 

こちらもどうぞ!

感想・コメント
感想、体験談などございましたらお願いします!
体験談・レビュー・価値ある情報などは記事内に移動することがございます。皆さまの情報をお待ちしております。

メールアドレスが公開されることはありません。

▲一番上へ

世界遺産を名前から探す