輪王寺



輪王寺(りんのうじ)は栃木県日光市にあり、「日光の社寺」のひとつとして世界遺産に登録されました。天台宗の門跡寺院であり、日光山中にある寺院の総称でもあります。

輪王寺の歴史

輪王寺は、勝道上人によって開山されたという言い伝えがあります。江戸時代、高僧天海が貫主となり、1653年には江戸幕府3代将軍・徳川家光の霊廟として大猷院(たいゆういん)が建設されました。1655年には後水尾上皇により「輪王寺」の寺号が下賜され、法親王と呼ばれる皇族出身の僧が、日光門主として14代在籍しました。しかし戊辰戦争後、寺号を明治政府により没収されてしまいます。1883年に栃木県の取り成しにより復活し、現在に至ります。

輪王寺の建築物

三仏堂(さんぶつどう)

輪王寺の本尊をおさめている建物が、三仏堂です。本尊は二組あり、日光三社権現本地仏(千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音)と東照三社権現本地仏(薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来)です。

三仏堂の前には、樹齢約500年ともいわれる金剛桜が植えられています。

大護摩堂

日光山随一の規模の護摩祈願所です。五大明王、七福神、十二支天などが祀られており、天井には大昇龍が描かれています。

大猷院

徳川家光の廟所で、周囲には315基の灯籠が置かれています。祖父家康より良いものを作ってはならないという家光の遺言により、彫刻などは控えめで、色合いも金と黒を用いたものになっています。

大猷院に至るまでには、3つの門があります。

1つ目にが仁王門で、2体の金剛力士像が配されています。次に二天門があり、持国天と広目天を安置しています。ここの正面の扁額は、後水尾上皇によるものだそうです。3つ目が夜叉門で、迫力ある4体の夜叉が配置されています。夜叉門は、牡丹の彫刻が施されていることから、牡丹門とも呼ばれます。

拝殿・相の間・本殿

大猷院の中心となる建造物で、権現造と呼ばれる建築様式で建てられています。多くの金彩を用いていることから、「金閣殿」とも呼ばれています。天井には140枚の龍の絵が描かれ、絵師狩野探幽の「唐獅子」や家光の鎧などが保管されているそうです。

 

日光東照宮とは少し趣の異なる、より静謐な雰囲気を感じることができます。大猷院に至るまでの道を登っていくと、鼓動が高鳴るような気さえしますよ

ちなみに、平成19年から平成30年までは「平成大修理」が行われている輪王寺ですが。修理中でないと見られない内部の様子を、これも限定公開の天空回廊から見ることができるそうです。

日本の世界遺産 日光の社寺

 

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