リガ大聖堂
(リガ歴史地区)
ラトビアの世界遺産「リガ歴史地区」にあるリガ大聖堂は、バルト三国で最大の規模を誇る大聖堂で、通称「ドーム教会」として知られています。
リガ大聖堂の歴史
リガ大聖堂は、1211年ローマ教皇の命を受けたアルベルト司教によって建てられた聖堂。この地の布教活動の拠点となった場所でした。約5世紀に渡って増改築が繰り返されたため、創建当初はロマネスク様式の建物でしたが、その後、初期ゴシック様式、バロック様式へと改築され、さまざまな建築様式が融合した大聖堂となりました。現在の姿になったのは、18世紀後半のことです。
リガ聖堂内部
リガ大聖堂内には、約7000本のパイプを持つパイプオルガン(1883年製)があり、世界で4番目に大きなパイプオルガンとして有名です。毎日12:00には、パイプオルガンのコンサートが行われており、「リガ大聖堂のパイプオルガンを聴かずして、リガに来た意味がない」ともいわれています。
また、パイプオルガンとともにリガ大聖堂の見どころの一つが、聖堂内を彩る美しいステンドグラスです。リガの歴史を映した「ティゼンハウゼン一家や聖母マリア」、「アルベルト司教による大聖堂の創設」、「1525年、リガ市長に信仰の自由の宣告所を渡すリヴォニア騎士団長プレッテンベルグ」などがあり、その美しさに圧倒されます。
現在、聖堂内の一画は博物館となっており、先史時代からの歴史やリガの海運についての資料が展示されています。大聖堂とともに見どころの一つとなっています。
「リガ大聖堂」のデータ
国名 | ラトビア |
---|---|
世界遺産名 | リガ歴史地区 |
名称 | リガ大聖堂 |