羅漢寺五百羅漢
石見銀山遺跡とその文化的景観

羅漢寺五百羅漢は、2007年アジア初の産業遺産として世界遺産に登録された「石見銀山遺跡とその文化的景観」の構成資産の一つです。

羅漢寺五百羅漢とは

羅漢寺五百羅漢は、石見銀山で働いて亡くなった人々の霊と先祖の霊を供養するために造営されました。五百羅漢の発願は、1735~40年頃されており、それから約25年の歳月をかけ1766年に完成しました。完成には多くの寄進が寄せられ、石見銀山の御料内の村だけでなく、江戸幕府8代将軍徳川吉宗の次男・田安中納言宗武や江戸城大奥の女中からも多くの寄進が寄せられたそうです。羅漢寺は、五百羅漢を護るために建立された寺院です。

五百羅漢は、岩山の斜面に掘られた3つの岩窟に安置されています。中央の石窟には、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩が安置され、左右の石窟には250体ずつ羅漢像が安置されています。

五百羅漢像は、表情が笑っているもの、泣いているもの、体型も痩せているもの、太っているもの様々あり、必ず知っている人の顔に出会えるといわれています。知り合いだけでなく、自分に似た羅漢像にも出会えるかもしれませんね。

「羅漢寺五百羅漢」のデータ

国名 日本
世界遺産名石見銀山遺跡とその文化的景観
名称羅漢寺五百羅漢

 

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