プラハ城



チェコの世界遺産「プラハ歴史地区」には、通称「城の丘」に鎮座する巨大なプラハ城があります。プラハ城は世界でも最も大きい城の一つ。そのなかの広場は「アマデウス」や「レ・ミゼラブル」などの映画に登場してきます。

黄金のプラハとプラハ城

photo credit: Prague Castle via photopin (license)

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プラハ城が本格的な黄金期を迎えるのは14世紀半ば。ボヘミアを統治していたカレル1世がカール4世として神聖ローマ帝国皇に選ばれ、プラハを神聖ローマ帝国の首都とすると、プラハ城とプラハの町は、 急速に発展していきました。

プラハをローマやコンスタンティノー プルに匹敵する、ヨーロッパ最大規模の都市にしたいと考えたカレル1世は、ドイツやイタリアから名だたる芸術家や建築家たちを呼び集め、プラハ城の拡張工事に着手しました。

城内には、美しい王宮が建てられ、歴代ボヘミア王が眠る聖ヴィート大聖堂の礎石が置かれました。三十年戦争のきっかけを作った現場、作家フランツ・カフカが住んだ家、チェコ共和国の大統領府なども城内にあります。

また、中欧で最初の大学となるカレル大学を創設、ヴルタヴァ川にカレル橋を建設し、東岸の市街地を整備しました。

こう して、カレル1世は次々と都市計画実現し、経済、政治、学問などあらゆる分野で、中世ヨーロッパに輝く大都市「黄金のプラハ」を誕生させたのです。

しかし、15世紀以降、プラハには長い 暗黒時代が訪れることになります。ヨーロッパのほほ中央に位置するこの町は、ヨーロッパで宗教や思想の対立が起こるたびに、その戦乱と弾圧の舞台となってしまったのです。

プラハ城内にある聖ヴィート大聖堂

世界遺産・プラハ城内にある聖ヴィート大聖堂

「黄金のプラハ」を築いたカレル1世の命で、1344年、ゴシック様式の巨大な聖ヴィート大聖堂の建築が始まりました。原型となったのは、929年に聖ヴァ ーツラフが建てたロマネスク様式の簡素な聖堂です。

ボヘミア公ヴアーツラフ1世は10世紀、キリスト教が伝道されて 間もないこの地で布教活動を行い、チェ コ最初の聖人となった人物です。その死後も チェコの守護聖人として崇拝されてきました。

15世紀以降、宗教改革による混乱によって建設は度々中断されたため、大聖堂の完成には実に600年 もの歳月を要し、建物が完成 したのは1929年です。 大聖堂の中にはゴシック、ルネサンス、バロックなど、各時代の建築様式が混在しています。

チェコの世界遺産 プラハ歴史地区

 

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