ポクロフスカヤ教会
(キジー・ポゴスト(キジ島の木造教会建築))
キジ島最大の木造教会プレオブラジェンスカヤ教会の隣にあり、比較的簡素な造りとなっている建物がポクロフスカヤ教会(生神女庇護聖堂)です。
9つの円蓋を持つポクロフスカヤ教会
9つの円蓋を持つポクロフスカヤ教会は、1764年に建てられました。夏季専用のプレオブラジェンスカヤ教会に対して、ポクロフスカヤ教会は、ベチカ(暖房)を持つ冬季専用の教会として建造されました。
主教会であるプレオブラジェンスカヤ教会の美しさを引き立てながらも独特の存在感を持たせるため、キジ島の職人たちは試行錯誤を繰り返したといいます。その結果、主教会と相似形にすることで2つの教会の調和を保つことができることを発見しました。
2つの教会と鐘楼
ポクロフスカヤ教会とプレオブラジェンスカヤ教会の間には、二つの教会を結びつけるための鐘楼があります。1862年に再建された8角形平面の鐘楼で、3つの建物を美しく見えるように視覚的に絶妙なハーモニーを醸し出しています。
「ポクロフスカヤ教会」のデータ
国名 | ロシア |
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世界遺産名 | キジー・ポゴスト(キジ島の木造教会建築) |
名称 | ポクロフスカヤ教会 |