パムッカレ
(ヒエラポリス・パムッカレ)
パムッカレはトルコ西部のデニズリ県にあり、ヒエラポリス遺跡と共に世界遺産に登録されました。パムッカレとは、トルコ語で「綿の城」「綿の宮殿」という意味です。この地方は古来より綿花の生産が盛んであったためだそうです。
パムッカレの成り立ち
まず目に飛び込んでくる真っ白な丘陵地帯は、全長4㎞、高さ200mあり、すべて石灰石の岩棚です。
その生成の過程はというと、二酸化炭素を含んだ弱酸性の雨水が石灰石にしみ込んでいき、地熱により温泉となります。それが石灰棚を流れ落ちていく途中で、温度が下がる際に結晶化し、鍾乳石となります。それが多くの石灰棚で繰り返され、現在のような外観となりました。
晴天時には水面が空の青色に染まり、夕焼けの時には茜色に染まるなど、景観の美しさで有名です。
温泉が湧き出ており、このような珍しく美しい外観ということで、古来より保養地としてヒエラポリスが栄えていました。しかし現在は、周辺のホテルに温泉を提供しているため湯量が少なくなっており、また、景観の保全という意味から入浴はできません。
入浴はできませんが、石灰棚の一部を裸足で歩けるようになっています。足湯気分も味わえますから、ぜひ体験してみてくださいね。
「パムッカレ」のデータ
国名 | トルコ |
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世界遺産名 | ヒエラポリス・パムッカレ |
名称 | パムッカレ |
ステキ
トルコ各地には、古代ローマ以前に栄えた古代遺跡や古代ローマ時代の遺跡もあり、歴史的にも一見の価値がある。約10年前に念願かなってトルコ周遊旅行に行った際、ここヒエラポリス遺跡とパムッカレも訪れましたが、ヒエラポリス遺跡について十分な予備知識なしに訪れたことが悔やまれました。親日国でもあるトルコは、旅行先としてもお勧めで、再訪したい国の一つです。。
行ってみたい 。素敵