ブルボン宮殿
(パリのセーヌ河岸)
ブルボン宮殿はコンコルド橋を渡ってすぐのパリ左岸にある、古代ギリシャ風のコリント様式の宮殿。上院と下院の2院政が採用され、現在は国会議事堂(下院の国民議会議事堂)として使われています。
ブルボン宮殿(国会議事堂)について
ブルボン宮殿はルイ14世と愛妾モンテスパン夫人との間に生まれた娘のブルボン公爵夫人のために、建築家ガブリエルによって1728年に建てられました。時代によって増改築を繰り返し、今の美しい宮殿が完成。
館内にはドラクロアの絵画や彫刻が飾られ、シャンデリアや金色に光る装飾を施した部屋が連なり贅を尽くした豪華な造りとなっています。オーラス・ヴェルネ作の天井が配された待合室や1845年にアレクサンドル・ドミニクによって装飾された食堂、1838年~47年にかけて描かれたドラクロアの文明史を辿ったものが装飾された壮麗な図書館などは特に見応えがあります。
また、美しい庭園も見どころで、雛壇のようにセーヌ川まで続いています。現在原則非公開で、9月のヨーロッパ文化遺産の日のみ公開されています。
「ブルボン宮殿」のデータ
国名 | フランス |
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世界遺産名 | パリのセーヌ河岸 |
名称 | ブルボン宮殿 |