勝利の聖母教会
(ヴァレッタ市街)
ヴァレッタの市街にある勝利の聖母教会は、聖ヨハネ騎士団長ジャン・パリソ・ド・ラ・ヴァレットが都市建設の礎石を置いたとされる場所です。
勝利の聖母教会は、オスマン帝国に対する勝利を記念し1567年に建設されました。イタリア人建築家フランチェスコ・ラパレッリ・ディ・コルトーナと、聖ヨハネ大聖堂や騎士団長の宮殿などを設計したジェラーロモ・カッサールによって設計された、ヴァレッタ最古の建造物です。現在見られるファサードは、17世紀にバロック様式に改築されました。
創建当時、勝利の聖母教会には騎士団長ジャン・パリソ・ド・ラ・ヴァレットの棺が埋葬されていました。しかし、1578年に聖ヨハネ大聖堂が完成すると、そちらに棺は移されました。
勝利の聖母教会は、ヴァレッタ市街にある他の建造物に比べると簡素です。しかし、ヴァレッタの市街はこの教会から始まったといっても過言ではありません。
ヴァレッタ市街の観光は、この勝利の聖母教会からスタートしてはいかがでしょうか?
「勝利の聖母教会」のデータ
国名 | マルタ |
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世界遺産名 | ヴァレッタ市街 |
名称 | 勝利の聖母教会 |