バンベルク新宮殿
(バンベルク市街)
司教領主のシェーンボルンが、1703年に完成させた宮殿。領主司教が住んだ宮殿で、バンベルク大聖堂と大きな広場を挟んだ所に広大な広さを誇り建っています。
また、有名なバラ庭園があり、入場無料なので時期があえば共に訪れたいスポットです。
巨大なバンベルク新宮殿
領主司教であったフォン・ゲープザッテルの命で1605年に西の翼廊2つがニュルンベルクの建築家ヤコブ・ヴォルフにより造られました。
その後、司教兼君主のローター・フランツ フォン・シェーンボルンの命でヨハン・ レオンハルト・デツーゼンホーハーにより1697~1703年にかけてドーム側にある長い2つの翼廊が増築されています。
豪華な部屋
少し地味な平べったい建物の新宮殿。写真に収めきれないほど細長い建物です。内部は応接室や皇帝の寝室、大広間などがあり、煌びやかでかなり豪華なつくりです。
中でも大広間は豪華なシャンデリアや壁や天井の絵、繊細な彫刻など、どれをとっても壮麗で見ているだけで当時の舞踏会の風景が蘇ってくるようです。天井は高くないため、だまし絵の手法で描かれています。
素晴らしい絵画コレクション
宮殿内には絵画ギャラリーがあり、こちらは個人個人で見学します。奥の部屋には有名なドイツ画家のハンス・バルデュンク・グリーンやドイツルネサンス期のルーカス・クラナッハの作品も展示されています
壮麗な癒しの空間、バラ園
1705年に造園された有名なバラ庭園があり、当時左右対称型の庭園がモダンとされていました。バロックやロココ風の彫刻が随所に置かれ、庭をより壮麗な雰囲気にしています。バラの季節になると4800本、48種のバラが咲き乱れます。
夏期限定のカフェもオープンし、バラの香りと風景を楽しみながらのティータイムが叶います。
また、このバラ園からの見晴らしは最高で、レンガ色の屋根の建物が素敵なバンベルク旧市街の眺望を満喫できます。
まとめ
内部は有料ガイドツアーにて見学可能です。ガイドさんはドイツ語ですが、日本語の説明ファイルがあるので安心して見学できます。夏期のバラのシーズンなら無料で見学できるバラの庭園がおすすめです。
「バンベルク新宮殿」のデータ
国名 | ドイツ |
---|---|
世界遺産名 | バンベルク市街 |
名称 | バンベルク新宮殿 |