スコットランド国立博物館
(エディンバラの旧市街と新市街)
スコットランド国立博物館はロイヤルマイルの南にある、1998年に建てられた国立の博物館です。1985年にスコットランド国立考古学博物館と合併した際に、スコットランドの歴史や民族関連の収蔵物が数多く引き渡され、全て合わせると2万点もの収蔵品があるといわれています。
スコットランド国立博物館は2つの建物から成り、異なった展示がされ、とても魅力的です。東側(王立博物館)は自然科学に関するものや世界中の文化、生物の進化についてユニークな展示がされています。
西側(スコットランド博物館)はスコットランドの歴史を年代順に最新技術を使って紹介され、スコットランドの歴史、風土、暮らしぶりから、国宝、発掘品、美術品など1万点以上が展示されています。
地下から地上まで8つの階があり、展示室は約36室と1日では回りきれないほど見応えがあります。入口にある日本語版の館内マップはとても便利です。博物館のおすすめ展示も紹介しているので、参考にして回ってみてはいかがでしょう?地元の方はもちろん観光客にも人気で、子供も大人も楽しめる展示内容です。
子どもも大喜びの東側「王立博物館」
2012年に改装され、入ってすぐが吹き抜けのホールとなり巨大な展示物が置かれています。世界の歴史が紹介され、古代エジプトをテーマにした部屋、日本や中国などのアジアの美術品など多岐に渡った展示がされています。海洋生物と自然史を動物のはく製や恐竜の化石コレクションなどを用いた展示はとてもユニークです。野生動物についての映画は、天井から下げられた巨大プラズマスクリーンに映し出され迫力満点。一番のメイン展示は「世界初のクローン羊のドリー」のはく製です。ドリーはエディンバラ郊外のロスリン研究所で生まれ育ち、2003年に安楽死した後こちらに展示されています。
スコットランドの魅力が集結した西側「スコットランド博物館」
外観も6階建てで斬新な近代建築が目を引く建物です。内部もメインホールはハイセンスでかなり魅力的です。地下階が地球のはじまりと初期の人々、1階にはスコットランド人の王国、3階にはスコットランドの変容、4・5階には工業と帝国、6階は20世紀が紹介されています。映像やコンピュータ端末など最新技術を駆使した展示がされ、スコットランドの産業に関する展示の中には当時の蒸気機関車がそのまま展示され、収蔵品も重要文化財も多く見る価値ありです。
最上階は展望テラスとなり、エディンバラの旧市街地を一望することができ一見の価値ありです。展望タワーレストランも併設され、本格的なモダンスコティッシュ料理が提供されています。ランチはもちろんアフタヌーンティーやディナーも楽しめるので、スコットランドの文化財、景色、お食事と1度で3つの魅力を堪能できます。
まとめ
スコットランド国立博物館では無料(寄付歓迎)で見ることができ、中の展示物はもちろん建物もとても魅力的です。展示は建物の中なので、雨の日に訪れるのもおすすめです。ガイドツアーもあるので、英語ですがどこを回るか悩まれた方はぜひ利用してみてください。スコットランドの文化財の宝庫である人気の博物館はエディンバラを訪れたら絶対に訪れたいスポットです。
「スコットランド国立博物館」のデータ
国名 | イギリス |
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世界遺産名 | エディンバラの旧市街と新市街 |
名称 | スコットランド国立博物館 |