国立ローマ博物館
メリダの考古遺跡群

テルミニ駅から徒歩5分のローマ国立博物館であるマッシモ宮。1985年に、建築家ラファエル・モネオの設計で建てられた近代的な博物館です。

広い館内にはメリダで発掘されたコイン、彫刻、宝飾品などローマ時代の遺物が展示されています。

【世界遺産】国立ローマ博物館 | メリダの考古遺跡群

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広大な展示施設の中でも、3階の紀元前2世紀~4世紀のモザイク画のコレクションは、とても美しく魅力的です。ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスの妻リヴィアの別荘やファルネジーナ荘のフレスコ画などの展示が見られ、そのモザイク画の精巧さや幾何学模様の美的センスには目を見張るものがあります。

【世界遺産】国立ローマ博物館 | メリダの考古遺跡群

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2階には初代皇帝アウグストゥス像、円盤を投げる青年などの彫像、胸像、ブロンズ像、石像などが展示。古代ローマの共和制後期からローマ帝国後期の作品は、見る者を虜にしています。

1階は硬貨の博物館になり、古代からローマ時代、中世、近代までの硬貨がたくさん展示されています。コインの鋳造方法も時代ごとに紹介されとても魅力的な内容です。また、ローマ時代の家や墓の発掘現場も移設されており、ローマ北地方で見つかった子供のミイラも興味深い。

古代ローマの文化を研究しそれを現在に伝える役割も担い、メリダの過去や古代ローマ時代がどのようなものだったかを知るのにも必見のスポットです。

ルドヴィシ・コレクションを展示するアルテンプス宮、ディオクレティアヌスの浴場跡など国立博物館は数館に分かれ、3つの博物館の共通券(3日間有効)も販売されているので、スケジュールをうまく組んで合わせて見ればより詳しく歴史を知ることができます。

「国立ローマ博物館」のデータ

国名 スペイン
世界遺産名メリダの考古遺跡群
名称国立ローマ博物館

 

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