photo credit: Motsuji Temple via photopin (license)

毛越寺



毛越寺(もうつうじ)は岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗の寺で、「平泉-仏国土(浄土)を著す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」の構成遺産のひとつとして、世界遺産に登録されました。国の特別史跡と特別名勝に二重指定もされています。

毛越寺の歴史

毛越寺は、寺伝によれば850年に慈覚大師円仁によって創建されたといいます。これは中尊寺開山と同年になります。その後は大火により焼失してしまいますが、奥州藤原氏の2代目・藤原基衡(ふじわらのもとひら)と3代目・秀衡(ひでひら)によって伽藍が再建されました。最盛期には、堂塔は40、僧房は500超であったと史書「吾妻鏡」にも伝えられています。その勢いは、中尊寺をもしのぐものであったそうです。

しかし、1226年と1573年に再びの火災と兵火のために、伽藍すべてが焼失してしまいました。江戸時代には仙台藩の領地となります。

1954年からは境内の発掘が行われました。その結果、規模や構造が「吾妻鏡」などの歴史資料と合致し、庭園と伽藍の遺構はほぼ完全に残っていることが判明したのです。1989年(平成元年)には、平安様式の本堂が再建されました。

浄土庭園

毛越寺を代表する見どころが、浄土庭園です。仏の世界を地上に再現したといわれており、中心には大泉が池という大きな池があります。東西は約180m、南北約90mあります。

昔は17間の反橋と10間の斜橋が架かっていたそうですが、現在は遺構があるのみです。しかしこれは橋の遺構としては日本最古のものになります。

大泉が池の東南岸にある出島の景観が美しく、水辺から水中へと据えられた石の先端に、約2mの立石が置かれている様は特に素晴らしいと評判です。

 

毛越寺では、季節ごと行事が行われています。5月末の曲水(ごくすい)の宴では、平安時代の装束を着た人々が遣水の傍で和歌を詠むという実に雅な遊びを見ることができます。四季折々の花や木々と庭園のマッチングを楽しむのもいいですね。

日本の世界遺産 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-

 

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