ローマ劇場



エストレマドゥーラ州の州都メリダはスペインでも最も古い街の一つで、重要とされる紀元前25年の古代ローマの遺跡が多く残り1993年に「メリダの考古遺跡群」として世界遺産に登録されています。

そのメリダの考古遺産群に含まれ、メリダで人気の観光地で、円形劇場に隣接しているのがローマ劇場です。

メリダのローマ劇場

紀元前24年にアウグストゥス帝の娘婿アグリッパによって築かれた、古代ギリシャ神殿風の建築物です。

半円形の観客席の収容人数は6千人。舞台の後方に32本の大理石の柱が神殿風に配され、3千人分の観客席が作られています。

音響技術に優れた劇場で、舞台から客席までマイクがなくても生の声が鮮明に聞き取れる設計がされ、紀元前の建築物とは思えないほど、計算されつくした劇場はとても魅力的です。

幾度となく増築が繰り返えされ、2世紀には舞台の列柱と帝や女神の彫像が飾られた舞台壁も見る価値ありです。

また、キリスト教徒の時代には演劇を不道徳なものとして捉えており、19世紀の終わりごろまでシエテ・シジャス(7つの椅子)と呼ばれる観客席以外は土に埋もれていました。しかし近年その価値が見直され、現在もきれいな形で残っていることから当時の様子を見ることができる遺跡として、観光客が絶えない偉大な遺跡の一つとされています。

メリダのクラシック演劇フェスティバル

2007年に選出されたスペインの12財宝の一つとされ、1993年より6月から8月の終わりにかけて「メリダのクラシック演劇フェスティバル」が行われ、真夏の夜の風物詩となっています。壮大なローマの歴史と大きさを感じながら見る古典演劇祭は時期が合えば必ず見たい演劇祭です。

スペインの世界遺産 メリダの考古遺跡群

 

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