大理石宮殿

ロシアの世界遺産「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」に含まれている大理石宮殿は、ロシアにおける最初の新古典主義建築のひとつです。

宮殿をつくるよう命じたのはエカテリーナ2世。イタリア人アントニオ・リナルディの設計で、1768年に着工し、1785年に完成しました。冬宮の東側、マルス広場の北側に位置し、ネヴァ川に面しています。

宮殿を華やかに飾り立てた数多くの大理石装飾から、大理石宮殿との名がつきました。フィンランド産の花崗岩やカレリア産のピンク色の大理石、白や青のウラル産の大理石などが使用され、その数32種類に及びます。

中でも大理石ホールはもっとも美しい部屋です。カレリア、イタリア、ギリシャ、ウラルなど様々な地方のものがホールの装飾に使われています。正面玄関にはロシアの彫刻家フェドット・シュビンの大理石彫刻が置かれています。

宮殿に入るとすぐに銀色の大理石の階段があり、壁がんには、四季と春分を示す彫刻がなされています。階段は浮き彫りや彫刻で飾られた荘厳なものです。ロビーの壁には浮き彫りにされたアントニオ・リナルディの肖像があります。

宮殿は花崗岩の柱と鉄の飾り柵で囲まれ、柱の上には大理石の壷が据えつけられています。夏にはその壷の中で花が咲き、宮殿を美しく彩るのです。

19世紀から20世紀にかけて、ロマノフ家が宮殿を所有していました。1840年にロマノフ家の命令で、建築家アレキサンダー・ブリュロフが一部を改装しています。

ロシア革命後、宮殿はロシア科学アカデミー物質文化史研究所の所有となり、その後、レーニン博物館の分館になりました。現在はロシア美術館の別館として使用されています。

「大理石宮殿」のデータ

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国名 ロシア
世界遺産名サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群
名称 大理石宮殿
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