メイズハウ
オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地

イギリスのオークニー諸島メインランド島にある新石器時代の直径35m高さ7mの羨道墳。紀元前2700年頃に建てられた、エジプトのピラミッドより古く世界で一番古い墳墓といわれています。大きく風格を感じる遺跡で、木の杭で囲まれた石の奥にあり小高い丘の円形の墳墓が印象的です。

世界最古の円形墳墓「メイズハウ」

墳墓の近くには住居跡があり、故人を敬愛した人々の近くに埋葬したといわれています。石が積み上げられ円形状に作られた墳は、緑の大地に包まれ静寂な雰囲気です。

内部見学は約1時間の有料のツアーのみ。暗く狭くて長い通路を通って進むと、中には平らな石が積み重ねられた部屋が作られています。その中には4tもの重さの大きな石もあるそうです。かつては石造りの屋根も設置されていました。中にあるはずの財宝は、天井に穴をあけて入ったヴァイキングに持ち去られています。

冬至を挟んだ3週間は、夕日の光が羨道を通って差し込み、石室を照らすように設計されているのも見どころです。

ヴァイキングによって刻まれたルーン文字

財宝を盗んだヴァイキングはその代わりにお宝を残してくれています。墳の中にあるルーン文字(古代北欧風文字)です。スカンジナビア半島以外では最も保存状態がよいものだといわれています。文字以外にもドラゴンの落書きなどもあり見応えありです。

まとめ

敷地内には羊が放牧されたり、小高い墳の上からは湖も見渡せとっても心地よい風景です。世界最古の円形墳墓や古代北欧州文字のルーン文字など歴史の流れを感じることができます。ガイドツアーの方の説明もしっかりと楽しませてくれるので、有料ですがぜひ訪れてみてください。

「メイズハウ」のデータ

国名 イギリス
世界遺産名オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地
名称メイズハウ

 

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