ロウアー・ガイザー・ベイスン
イエローストーン国立公園

オールドフェイスフルとマディソンの中間あたりに広がる30平方キロメートルほどの地熱地帯がロウアー・ガイザー・ベイスンです。ここでも間欠泉(ガイザー)や熱水泉(プール、スプリング)がたくさん見られ、マッドポットや草原も見られます。ここは距離がありますので車で見て回るのがオススメです。

グレート・ファウンテン・ガイザー

ここでの目玉がこの間欠泉です。8~12時間間隔で1時間ほど高さ45メートルまで噴出します。ファイヤーホール・レーク・ドライブ沿いにあり、車道からも見ることができます。この間欠泉では噴き出し口の周囲にできた水溜りに空の模様が映り、とても綺麗です。特に夕陽の時刻には全体が赤く染まり、幻想的な風景を映し出します。

ホワイト・ドーム・ガイザー

グレート・ファウンテン・ガイザーから少し北へ行ったところにあります。辺り一帯白い堆積物に覆われていて、古くにできたこの間欠泉は6メートルほどのコーンができています。現在噴出孔は10センチほどしかなく、堆積物により年々狭まっています。不規則に噴出するガイザーですが、10分から90分と比較的短い間隔で噴出します。

ステディー・ガイザー

ホット・レイクの隣にある小さなブラック・ウォリアー・レイクの脇にあるガイザー。このガイザーは厳密には間欠泉ではなく、常時噴出をしています。しかし噴出孔が2つあり、一つが噴出している間は、もう片方は休止していることがあります。

ファウンテン・ペイント・ポット

【世界遺産】ロウアー・ガイザー・ベイスン | イエローストーン国立公園

photo credit: _MG_6221 via photopin (license)

ファイヤーホール・レイク・ドライブからメインロードへ出たあたり、たくさんの間欠泉や熱水泉が集まった地域にあるマッド・ポット、泥の池です。粘土とシリカのかけらが主な泥の成分で、グレーやピンクの色が見られることからこのような名前がつきました。

ファウンテン・ガイザー

ファウンテン・ポット・ガイザーからトレイルを進んだところにあるガイザーです。噴水のように吹き上がるガイザーです。1870年から1910年頃からはすごく活発でしたが、やがて減少し一時休眠状態でした。1959年の地震から再び噴出するようになりましたが不規則で、時折休眠状態になることもあります。

クレサイドラ・ガイザー

ファウンテン・ガイザーのすぐ近くにあるこの間欠泉は当初、水時計のように正確に噴出が起こっていました。しかし、1959年の地震以降、コンスタントに熱水を噴出するようになりました。現在1分間に約2.5立方メートルの水を噴き出しています。

 

オールド・フェイスフルからは少し離れますが、もしレンタカーがあればぜひ訪れたい場所です。またオールドフェイスフルほど混雑していませんので、ゆっくり見て回れます。

「ロウアー・ガイザー・ベイスン」のデータ

国名 アメリカ
世界遺産名イエローストーン国立公園
名称ロウアー・ガイザー・ベイスン

 

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