カバーニャ要塞
(オールド・ハバナ(ハバナ旧市街)とその要塞群)
カリブ海最強の砦といわれたモロ要塞の南東にあるカバーニャ要塞は、ハバナ防衛のために築かれたフエルサ要塞、モロ要塞、プンタ要塞とともにキューバにある「オールド・ハバナ(ハバナ旧市街)とその要塞群」の構成資産の一つとして世界遺産に登録されました。
カバーニャ要塞とは
長きに渡り、様々な外敵からハバナの街を守ってきた要塞群でしたが、1762年、万全と思われた要塞都市ハバナは、迂回して上陸したイギリス軍によって11ヶ月にわたり占領されてしまいます。1763年のパリ条約によってキューバはスペインに返還されますが、交換条件としてフロリダがイギリスに渡ることとなりました。
イギリスによるハバナ占領を機に、陸路からの侵略に備えて建造されたのがカバーニャ要塞でした。当時のスペイン王カルロス3世の命により1763年に建設が開始されたカバーニャ要塞は、約10年の歳月をかけ、新大陸でスペイン人が建造した最大の要塞となりました。
カバーニャ要塞では、毎晩9時になると大砲の儀式が行われています。150年間続けられているこの儀式は、現在、市民や観光客から高い人気を誇っています。
「カバーニャ要塞」のデータ
国名 | キューバ |
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世界遺産名 | オールド・ハバナ(ハバナ旧市街)とその要塞群 |
名称 | カバーニャ要塞 |