観自在王院跡
平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-

観自在王院跡(かんじざいおういんあと)は、岩手県西磐井郡平泉町にあり、中尊寺毛越寺と共に、「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」の構成遺産として世界遺産に登録されました。毛越寺に隣接しており、国の特別史跡にも指定されています。

観自在王院のあゆみ

観自在王院は、奥州藤原氏2代目の藤原基衡(ふじわらのもとひら)の妻によって建立されたといわれています。観自在王院とは阿弥陀堂のことで、かつては大阿弥陀堂と小阿弥陀堂がありました。

しかし、1573年(天正元年)の兵火で焼失の憂き目に遭い、現在の建物は江戸時代(享保年間)に大阿弥陀堂跡に再建されたものです。

1973年(昭和48年)から1976年(昭和51年)にかけて、庭園の発掘と復元が行われました。寺跡は東西約120m、南北約240mの長方形であったそうです。舞鶴が池という池があり、仏の世界を表現した浄土庭園としての形を調えていたということがわかりました。このため、平安時代の庭園遺構としては貴重なものであると考えられています。

現在は史跡公園となっていて、憩いの場でもあります。桜の季節に散歩するのもいいですね。毛越寺を訪れたなら、ぜひここにも行ってみてください!

ギャラリー

「観自在王院跡」のデータ

   
国名 日本
世界遺産名平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-
名称観自在王院跡

 

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