済州島の火山
(済州火山島と溶岩洞窟群)
「済州火山島と熔岩洞窟群」は、韓国済州(チェジュ)島にあり、韓国初の世界遺産に登録されました。
済州島は、約180万年前の火山活動によってつくられた島で、韓国で絶滅危機や保護野生種に指定されている生物の約2分の1が生息しているそうです。漢拏山天然保護地域、城山日出峰、拒文オルム(岳)熔岩洞窟系の3つの地域にわけられます。
漢拏山(ハルラサン)天然保護地域
済州島の中心部には、漢拏山(ハルラサン)という、韓国で最高峰の休火山(1950m)がそびえます。ここは生態系の宝庫といわれ、亜熱帯から寒帯までの様々な動植物が見られます。
漢拏山の頂上部には白鹿潭(ペンノクタム)という火山湖があり、ここから熔岩が海岸線へと流れ出し、熔岩洞窟などを作ったそうです。また、頂上部には氷河時代の寒帯植物が自生しています。
城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)
城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)は、済州島に360ある小火山のひとつです。約5000年前に浅瀬で火山が噴火しつくられた噴火口で、高さが約182mあり、1年を通じて日の出が見られる絶景スポットとして、多くの観光客が訪れています。
気候の良い時期には、たくさんの人々がハイキングを楽しむなど、景観の美しさで知られています。御来光を浴びて、珍しい植物や動物たちに出会えるチャンスが、こんなにも近くにあるなんて、ご存じでしたか?
「済州島の火山」のデータ
国名 | 韓国 |
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世界遺産名 | 済州火山島と溶岩洞窟群 |
名称 | 済州島の火山 |