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アンヴァリッド



アンヴァリッドはセーヌ河左岸にあるルイ14世が傷痍軍人の受け入れ施設として造った建築物。フランスの世界遺産「パリのセーヌ河岸」を構成しています。

アンヴァリッド(国立廃兵院)とは?

17世紀の建設当時には廃兵院がなく、退役後の軍人が物乞いをしたり、強盗を働いたりと社会問題となり造られたといわれています。当時は病院、ホスピス、兵舎、礼拝堂と多彩な役割を果たしていました。今でも一部では、軍事病院として現役の施設となっています。

1676年にアルドゥアン=マンサールが教会の設計者として任命され作られたサン=ルイ教会。国王と兵士がミサに参加する際に別々の入口が必要とされ、「王家の教会」と「兵士の教会」の2つの入口が設計されました。

ドーム教会(王家の教会)

アンヴァリッド(国立廃兵院)|パリのセーヌ河岸

1706年に完成した金色でドーム型の「王家の教会」は、フランスの英雄ナポレオンのお墓があることでも知られる施設です。

ドーム教会には統治下時代の将軍が埋葬され軍事霊廟となり、ナポレオン自身もここに眠っています。吹き抜けになった107mもの高さのドームの真下に、5層もの棺に覆われ安置されました。

ナポレオンのお墓

ナポレオンの墓棺を囲む床の大理石にはローリエのモチーフとナポレオンが勝利した戦いの名前が刻まれています。また、墓を囲む回廊には、民法典をはじめ彼の功績を讃えるレリーフの装飾が施されて、その荘厳なお墓はまさにナポレオンの権威の象徴そのものです。

兵士の教会

1679年に完成した栄光の庭に面した「兵士の教会」は、美しく厳格すぎるほど古典的な建築物です。

アーチ型の天井には敵から奪った軍旗や100以上もの戦利品が展示されています。これらはノートル=ダムに飾られていましたが、1793年に移されました。

フランス軍が敗退した1814年には、戦利品が奪われることを恐れ、かつての司令官によって1500もの戦利品と共に焼き払われました。

1905年に再建設され今ではフランス軍の教会としての役割を担っています。

軍事博物館

photo credit: IMG_7793 via photopin (license)

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建物の一部は軍事博物館として公開されており、ナポレオンのお墓と共通チケットで見学できます。1704年に設立された大砲博物館と、1889年に開館した軍事歴史博物館の2つを有する世界屈指の軍事にまつわる博物館です。

武器や武具はもちろん装飾品や紋章までコレクションも多彩に並び、13世紀~20世紀にいたるフランスの軍事に関わる展示がされています。中には日本の鎧も紹介されていますよ。

見学しやすいように5つの部門に分けられ、フランス式大砲コレクション、中世部門、近代部門、第一次・第二次世界大戦部門、シャルル・ド・ゴール館でどの部門も特徴があり見逃せません。特に近代部門のナポレオン時代のコレクションは必見です。

 

また、夜にライトアップされる黄金に輝くドームも荘厳な雰囲気で、建物全体が明るく光る姿は息を飲むほど絶景です。遠くから見るのも素敵ですが、近くから見るのも威厳を感じる風景が広がっています。

フランスの世界遺産 パリのセーヌ河岸

 

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