本願寺(西本願寺)
古都京都の文化財

京都駅北側にある本願寺(西本願寺)は、「古都京都の文化財」の構成資産の一つです。京都駅から徒歩で15分程度の距離にありアクセス抜群です。教王護国寺(東寺)も徒歩圏内にあります。

本願寺(西本願寺)とは

京都市下京区にある本願寺(西本願寺)は、一般的に知られている「西本願寺」とは通称で、正式名称を「龍谷山 本願寺」といい浄土真宗本願寺派の本山です。

本願寺は、1272年宗祖・親鸞聖人の廟堂を末娘・覚信尼が京都東山に建立したことに始まります。その後、比叡山延暦寺から迫害などを受け、大阪、和歌山など場所を転々としますが、1591年豊臣秀吉から寄進を受け、現在の場所に移転しました。

本願寺(西本願寺)のすぐ近くには東本願寺(正式名称 真宗本廟)がありますが、元は同じ本願寺でした。しかし、1602年親鸞から数えて第11代の門主であった顕如の後継者が分かれたため、両者を区別するため西、東を冠するようになりました。

境内の見どころ

【世界遺産】本願寺(西本願寺) | 古都京都の文化財

▲唐門

本願寺(西本願寺)境内には、書院や「日暮らし門」とも呼ばれる唐門、能舞台などがあり、桃山文化を現代に伝える貴重な建築物があります。

なかでも、対面所と賓客を迎えるための白書院からなる書院は、現存する最大の書院で、木造建築物としても東大寺大仏殿に次ぐ大きさです。

対して、私的な空間として、歴代の門主が寺務をとった場所が、黒書院です。その他、国宝・阿弥陀堂、御影堂、飛雲閣など境内には見どころが数多くあります。

八方睨み猫

本願寺(西本願寺)を訪れたなら、これだけは見逃せない!という所があります。書院の東狭屋の間天井に、描かれている「八方睨み猫」です。

東狭屋の間天井には、様々な形の書物が描かれています。その中に、1匹だけ猫が描かれた巻物があり、大事な書物をネズミにかじられない様ににらみを利かせています。

この猫、何処から見ても目が合うことから「八方睨み猫」と呼ばれるようになりました。ぜひ、あなたも「八方睨み猫」と目を合わせてみてください!

「本願寺(西本願寺)」のデータ

国名 日本
世界遺産名古都京都の文化財
名称本願寺(西本願寺)

 

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