萩城下町



2015年世界遺産に登録された山口県の萩城下町は、幕末において日本が産業化に取り組み、産業文化を形成していった地域社会を表す重要な資産として評価されました。

萩城下町は資産範囲が、萩城跡、旧上級武家地、旧町人地の3つの区域によって構成されています。

萩城跡

まず、萩城跡は、毛利輝元が建設した萩藩の政治・行政の中心でした。産業化や西洋技術の導入などの政策形成を行った場所で、毛利家13代当主 毛利敬親の時代には、萩城下町と同じく2015年に世界遺産に登録された萩反射炉恵美須ヶ鼻造船所の建設を決定したのも萩城でした。

この萩城から近代産業化のスタートが切られたと言っても過言ではありません。1874(明治7)年に天守閣は解体されましたが、石垣と内堀は良好な状態で保存されています。

旧上級武家地

旧上級武家地は、萩城とともに萩藩の政治・行政の中心地で、藩の産業化や技術獲得などの政策を遂行した身分の高い武士たちの屋敷などがありました。

旧町人地

最後は、旧町人地です。藩が、いくら産業化や西洋技術を導入しても、その技術の担い手がいなければ実行することはできません。この旧町人地には、高度な匠の技を持つ職人などが住み、産業化が急速に進む要因となる商業活動が行われ、小規模工業を基盤とした当時の伝統的経済の姿を伝えています。

萩城下町は、2015年世界遺産登録とともに、NHK大河ドラマの舞台として注目を集めています。幕末の志士たちが生きた歴史を感じられる貴重な場所です。

日本の世界遺産 明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業

 

この記事をシェアする



 

こちらもどうぞ!

感想・コメント
感想、体験談などございましたらお願いします!
体験談・レビュー・価値ある情報などは記事内に移動することがございます。皆さまの情報をお待ちしております。

メールアドレスが公開されることはありません。

▲一番上へ

世界遺産を名前から探す